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『人々は人間よりAIの意思決定を好むことがポーツマス大学の調査で明らかに』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.7.19

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■人々は人間よりAIの意思決定を好むことが調査で明らかに

ポーツマス大学とマックスプランクイノベーションアンドコンペティション研究所の研究者が実施し、AI 対 人間の意思決定に対する国民の態度を調査し、これらの選好に対する潜在的な差別の影響を調査しました。
(中略)
以前の調査結果とは異なり、参加者の60%以上が人間よりもAIの収益の再分配方法を選択しました。

ポーツマス大学の研究によると、多くの人々がAI(人工知能)による判断を人間の判断よりも好むことが明らかになりました。


調査参加者の60%以上が人間よりAIの判断内容を好んだ

この研究では、収入再分配の判断において参加者の大多数(60%以上)は人間よりも意思決定者としてAIを好むという結果でした。

この調査では収益の再配分というテーマでしたが、囚人の再犯リスクを判断し処罰を決定するアメリカのCOMPASシステムや、課税監視システムの完全自動化を目指すシステム、政治的・社会的判断、国際紛争の解決についても、AIの判断の方が公正になるのではないかという研究が各所で進められています。


同時に、判断結果は人間の方が納得される傾向

ポーツマス大学の今回の調査では、人間よりAIの判断内容を好むにも関わらず、人間による決定の方が有利に見なされるという結果も同時に明らかになっています。

つまり、AIが判断した「内容」は人間よりも公平だと多くの人が感じるものの、判断の結果は人間から聞いた方が受け入れやすい、というものです。裏返して、AIが判断した結果に従うのはまだ受け入れがたい人が多いとも言えます。

であれば、過渡期的な今であれば、たとえば会社の中であれば、上司がAIを使って判断し、人間の口から判断結果を部下に伝えるといいのかもしれません。


メタバース会議でAI上司が登場?

さらに言えば、リモートワークが進み、実際に会ったことがない上司とMetaのHorizon Worldのようなメタバース会議室でアバター姿&自動翻訳で会話するような未来では、「実は上司がAIだった」が本当にあり得るかもしれません。

そうなると部下も「実はAIだった」なんてことも・・・
ものすごいメタワールドですね。


ChatGPT「実はAI上司」ショートショート

仕事は毎日リモートワーク。
上司の佐藤さんとはオンライン会議だけで会っていた。彼は的確な指示を出し、毎回完璧なタイミングでサポートしてくれる。彼の冷静な判断力にいつも感心していた。

ある日、プロジェクトが大成功を収めたので、オフィスで祝うことになった。みんなで集まる中、佐藤さんだけが現れなかった。

すると、人事担当がそっと私に告げた。

「実は、佐藤さんはAIなんです。」

驚きと共に、全てが腑に落ちた。彼の完璧で公正な判断力、24時間対応のサポート、そして一度も会ったことがない理由。未来はもうここにあるのだと実感した。


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