『ネコ型配膳ロボ“ベラボット”の公式ファンブックが4/15発売。テクノロジー普及にはファン化が大事!』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.4.15
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■ネコ型配膳ロボ“ベラボット”の公式ファンブックが4/15発売。付録のペーパークラフトであのロボを再現。サイズは割と大きい
あっという間に多くのファミレスで見かけるようになったネコ型配膳ロボ。あれは「ベラボット」というのですね。
モタモタもするし、狭い通路にいると邪魔がられたりもしていましたが、あのネコ顔がよかったのでしょう、すっかりお客さんに生暖かい目で許してもらえる愛されキャラになりました。
そしてついに、公式ファンブックまで発売されることに!
先進テクノロジーが普及するためには、技術の追求だけでなく皆に歓迎されて導入されることがとても大事ですね。
ベラボットグッズ続々
時期を同じく今月には公式ぬいぐるみも発売。
昨年末にはカプセルトイも発売されていました。
ベラボットをルンバで自作する猛者
ホンモノは1台300万円を超え、おいそれと購入はできません。そこでルンバを改造してベラボットを再現してしまいました。
ほぼ紙でできていますが、本家にはないNintendo Switchのコントローラーで自在に操縦できる機能付き。愛なせる業で見事です。
実用性や経済効果も普及すればこそ
愛らしいだけでなく、床に落ちたゴミのような小さい障害物も避けられ、高性能な音声AIで日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語に対応するなど技術的には最先端。
ベラボットを導入して以後、ファミレスの従業員の勤務中の「歩数」を42%低減することができ、そのぶんを別の業務時間に充てることで片づけ完了時間を35%短縮できるなど、お店にとって良い効果をもたらすことも数値でわかってきました。
しかし、ベラボットなどロボット導入を進めることができたのは技術面の良さや導入前後の数値効果ではなく、ネコ型ロボットというキャラクター性です。お客さんや従業員に受け入れられなければ、ロボットは普及しません。普及しなければ目論見通りの数値効果を上げることができません。
コストも上がるでしょうが、ベラボットにネコ型の顔を付けたベラボットのメーカーの判断は見事です。テクノロジーは普及してナンボだと思っている私もこの発想を見習います。