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『ついに来た! 無料で試せる動画生成AI「Luma Dream Machine」』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.6.14

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■ついに来た! 無料で試せる動画生成AI「Luma Dream Machine」

 Luma AIは6月12日(現地時間)、テキストや画像から5秒間の高品質な動画を作成できる画像生成AIモデル「Dream Machine」を公開。無料ユーザーでも毎月30本の動画を作成できる。

ヤバいのキタ!と昨日からSNS上で話題沸騰の動画生成AI「Luma Dream Machine」。なにがスゴイって、もう誰でも無料で触れるってことです。


余談:初月に課金させるトレンド

 無料プランと有料プランの2種類があり、無料プランは1カ月あたり30回まで生成可能。有料プランは1カ月120回まで生成できるStandardプランが29.99ドル、400回まで生成できるProプランが99.99ドル、2000回まで生成できるPremierプランは499.99ドルとなる。

30回まで無料で試せるほか、有料プランもあります。

OpenAIの「Sora」のように情報だけ出して驚かせても、実際に触れるのはずいぶん先というやり方はこれまで一般的でした。OpenAIのような大手なら、他社が競合製品を出してきた時に「でもSoraを待つか」という抑止力として働きます。

しかしTop1以外の企業は、公開初月から課金できるものが多く出てきています。音楽生成AIの「Suno」や「Udio」もそうでした。

公開した瞬間は実用性は低いことが多いにも関わらず、最近のAIは世界中で先行テスト勢がいるため、発表した初月でも課金収益を集められそうです。

初月課金に成功した後、1か月後の満期のタイミングでバージョンアップして話題を継続させれば課金も継続するというサイクルを強いられます。

ライバルも同じペースで開発してきたり、もっとすごい性能を備えてきたりしますので、文字通り鎬を削る開発競争が起きます。初月課金そのおかげで超高速にAIが進化するというサイクルが起きますね。


Luma Dream Machineの作品例

公式サイトに掲載されている作例もすごいのですが、X上に続々アップされているユーザーの作品を見るのがLuma AIのすごさを一番感じられると思います。

動画なのでいずれもX上で再生してみてください。

絵画を動かす作例。結構動きます。

Luma AIは実写を歩かせることが結構得意なようです。

ジャパニメーションも描けます。

ぬいぐるみも描けます。

映画のワンシーンのような映像も。

爆発表現も得意。

人間が向こう側に転回する映像も全く破綻しません。

手は相変わらずAIの苦手分野のようです。。

人物の描写もAIっぽさがかなり薄くなって自然です。

Luma Dream MachineはImage to Videoが得意な印象。Midjourneyなど自分が使い慣れた画像生成AIと組み合わせて動画化するのがトレンドになりそうです。


広告用、映画用など動画AIも専門化が進むか

筷子信息科技は、広告コンテンツの編集や運営に特化した大規模言語モデル(LLM)をトレーニングし、Kuaizi.aiをコンテンツマーケティング向けのAIエージェントに進化させた。

同社は25年、グローバル展開を重点的に進める計画だという。すでにTikTokやGoogle、Metaなどグローバルな動画プラットフォームの広告システムと連携しており、多くの顧客がKuaizi.aiのグローバル版を利用して広告動画を制作し、世界各地の市場に向けて配信している。

中国では既に動画広告を生成AIで作るサービスが展開されています。

「Kuaizi.ai」はTikTokやGoogle、Metaなど縦型ショート動画形式のフォーマットに合わせた動画広告を生成させる機能を持ち、動画クリエイターに発注して制作してもらっていたプロセスを生成AIに置き換えようとしています。

広告として効果が高い表現や、広告ではNGな表現など、広告に特化して学習させていることが「Kuaizi.ai」の特徴です。

「Luma Dream Machine」の作例を見ると、映画のワンシーンのような映像が得意な印象があります。登場したばかりですから今後は別の進化の仕方をするかもしれませんが、「Kuaizi.ai」との違いを見るにつけ、動画が使われるシーンごとに得意なAIが登場するのかもしれないと思わされました。

いずれにせよ動画はどんどんAI化が進むでしょうし、BGMやセリフとセットで生成できるようにもなるでしょう。

AI版ネットフリックスも今は映像クオリティに課題がありますが、ちゃんと楽しめるレベルになる日も近いのかもしれません。

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