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『数千円のFire TVでXbox Game Passのゲームがプレイ可能に』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.6.29
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■数千円のFire TVでXbox Game Passのゲームがプレイ可能に
米Microsoftは、Amazonと提携し、クラウドを介する形でXbox Game Pass Ultimateメンバーに対しXboxゲームを「Fire TV Stick 4K Max(2023)」および「Fire TV Stick 4K(2023)」上でプレイ可能にする機能を実装すると発表した。
MicrosoftがAmazonと提携し、Fire TV Stick 4K MaxやFire TV Stick 4KでXboxゲームを遊べるようになりました。クラウド配信でプレイできるゲームに限られますが、将来Fire TV Stickのスペックがもっと上がることで専用のゲーム機が不要になる可能性があり、ゲーム業界に大きな影響を与えそうです。
Fire TV Stick対応ゲームタイトルがスゴイ
Games parkのこの記事が、利用条件や遊べるゲームタイトルの探し方など実用的なポイントが一番わかりやすかったのでご紹介します。
もしかすると誤解しやすいところかもしれませんが、XBOXハードウェア用のすべてのゲームがFire TV Stickで遊べるわけではありません。ストリーミングで遊べるタイトルのみで、ハードウェアのスペックを比較的必要としないライトな作品、以前の作品が多めです。
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クラウドゲーミングの対象タイトルはこちらの公式サイトまたは、Game Passの対応ソフト一覧を「クラウド」でフィルタリングすることで確認できます。
遊べるゲームの探し方はGames parkの記事を少し補足します。
上記の「クラウド」でフィルタリングするメニューの場所は「結果を絞り込む:」の「プレイしよう」のプルダウンの中に隠れています。
月額1,200円かかるものの、個人的にはアサシンクリード オデッセイ/ヴァルハラ、Moving Out 1/2、オーバークック、Among Us、ARK、バイオハザード RE:2/RE:3、デッドバイデイライト、フォールアウト76、ヒューマンフォールフラット、逆転裁判123、そして龍が如く(YAKUZA)シリーズあたりがFire TV Stickで遊べるだけで元を取れる感があります。
テイルズオブやペルソナ、モンスターハンターライズ、フォートナイトなんかもありますし、お子様に大人気なマインクラフトをプレイするためだけに何万円もするゲーム機を買わなくて済むのが助かるという親御さんも多そうです。
家庭用ゲーム機の重要な転換点
この変化は、家庭用ゲーム機の歴史において重要な転換点となるかもしれません。
これまで、ゲーム機のメーカーは新しいハードウェアを販売し、収益を上げていました。しかし、Fire TVのような安価なデバイスで高品質なゲームが遊べるようになると、専用のゲーム機を買う必要がなくなるかもしれません。
これにより、ハードウェアの販売競争が終わる可能性があります。
またはNintendo Switchのような特徴的なカタチのゲーム専用機と、昔ながらのモニター+コントローラーで遊ぶ汎用機にわかれていくかもしれません。
ハードウェアの汎用化が進んできた歴史
ゲーム以外の分野でも、専用のハードウェアが不要になることが歴史上のトレンドでした。
例えば、カメラです。昔は、写真を撮るためには専用のカメラが必要でした。しかし、今ではスマートフォンが高品質な写真を撮影できるため、多くの人が専用のカメラを持たなくなりました。
また、音楽も同様です。以前は音楽を聴くために専用のCDプレーヤーやMP3プレーヤーが必要でしたが、今ではスマートフォンやタブレットで音楽を聴くことが一般的です。これにより、専用の音楽プレーヤーの需要が減少しました。
昔は、テレビ番組を見るためにはテレビが必要でしたが、今ではパソコンやスマートフォンでストリーミングサービスを利用してテレビ番組や映画を楽しむことができます。
このように、歴史的には専用のハードウェアが不要になり汎用化する傾向が見られます。
すべてはフラット化する
Googleの真のムーンショットとは本気でAppleと対抗するハードウェア x ソフトウェア事業。
— Off Topic / オフトピック (@OffTopicJP) June 27, 2024
1/ インターネットの「平ら」効果
2/ Appleの「平ら」効果
3/ Googleの無料以下のビジネスモデル
4/ 本気のハードウェア事業
5/ 真のムーンショットはAIアシスタント
6/ GoogleとAppleの真逆な戦略
詳細は↓ pic.twitter.com/EEwxE8VZJE
オフトピックさんは「平ら」効果と表現していますが、すべてのものやサービスはフラット化していきます。いわゆるエントロピー増大の法則です。
Fire TV StickでのXboxゲームプレイのニュースは、フラット化の一例に過ぎませんが、熾烈なハードウェア販売競争を長年やってきた家庭用ゲーム機でもXBOXを販売しているMicrosoft自身がフラット化を仕掛けてきたことに驚きました。
次は何がフラット化されるのか、新しいデバイスやサービスがどのようにフラットな世界を見せるのかに注目すると、新たな商機を見つけるヒントになりそうです。
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