『AIイラスト投稿サイト「chichi-pui」事業化。ならChatGPTの投稿メディア事業もアリ?』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2022.12.14
■AIイラスト投稿サイト「chichi-pui」運営の「ccpp」が資金調達
AIアートを閲覧・投稿できる専門サイトが法人化・事業化・資金調達したというプレスリリースです。
Midjourney、Stable Diffusionの無料公開に伴い一気に広まったAIアート。できあがった絵が驚くほど美麗であること、絵を描かせる言葉命令「プロンプト」に高度なテクニックやノウハウが必要なことなど、ユーザー同士で情報交換をしたくなる素地がたくさんありました。
その機運を逃さず素早くWebメディア化したムーブが素晴らしいところ。
今後は企業・メディアとのコラボ企画やユーザーの収益化機能(からの手数料ビジネス)が念頭にあるようですが、魔法使い(呪文詠唱がうまい人)と企業とのマッチングサービスやAIアートのNFTプロジェクトなどにも発展できそうな予感がします。
■ChatGPTでもメディア化・事業化ができるのでは。
AIアートの作例を集めてメディア化することで事業を立ち上げるムーブができるとすれば、最近話題のChatGPTの質問と回答の作例もメディア化できそうな気がします。
絵がない・華がないというのはインパクトに欠けますが、実用性は圧倒的にAIアートよりChatGPTの方が上。
さらに
・テキスト出力なので検索が可能、
・使い方の幅がアイディア次第で圧倒的に広い、
・事実確認などをユーザーに任せることでEarnなどweb3的なアプローチも相性が良い、
など、ChatGPTならではの展開も考えられます。
AIアートだけで作られたコミック本も登場していますが、同様にChatGPTだけで作られた携帯小説もアリですし、ChatGPTで書いた文章をAIアートで絵柄にしてもらうことや、AIアートの呪文詠唱をChatGPTに学習させるなども可能かもしれません。
■ChatGPTでメディア運営することもできるか?
ライターが書いた記事の集合体が読み物系メディアです。ライターの個性が爆発しているものは難しそうですが、ChatGPTの文章力を駆使すればある程度のメディアが成立しそうな気がします。
例えば観光ガイドのWebメディアを作ることに挑戦してみます。
じゃらんで【新江ノ島水族館】は以下のように紹介されています。
これっぽいものをいくつかのキーワードを与えるだけでChatGPTに書かせてみます。
うーん、かなり下手です。。
では映画の紹介メディアを立ち上げてみますか。
・・・これで見たくなる人はいないですね。是非ご覧ください!と言えば宣伝になると思っている節があり、セールスライティングは苦手なようです。
ならばこれはどうだ。
新薬とか市長とか勝手に設定を足してくるあたりフェイクニュースは得意か。
一部の説明文章などちょっとした文章なら任せられますが、サイト全体をChatGPTだけで構成するのは結構大変そうです。
やはりユーザー投稿型面白&便利コンテンツ集積場所のような使い方の方が今のChatGPTの性能とニーズには合っている感じ。でもChatCPTを中心としたメディア化はアリ、じゃないですかねぇ。
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