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小麦粉について

加工食品の重量割合第一位の原材料は原産地を表示することになっています。ここで問題です。次の内、国産の原料が使われているのはどれでしょうか?

1:小麦粉(国内製造)
2:小麦粉(国産または輸入)
3:小麦粉(国産またはカナダ産)

よーく考えましたか?答えは・・・どれも国産の原料は入っていません。正確に申し上げますと入っているかどうかわかりません。

2と3は「または」という文言が入っていますから、輸入品か、カナダ産の場合も考えられるかと思います。問題は1ですよね。納得いかない方も多いかと思います。

国内製造の小麦粉はカナダ産の小麦を日本国内で製粉した場合、このように表記されます。

輸入小麦は発がんリスクの高い「グリホサート」という除草剤が使われており、残留調査ではカナダ産は100%、アメリカ産は98%と非常に高い確率で残留しています。

しかしながら小麦の国内自給率は12%と大変低いです。さらに製菓・製パン用となると、昔は品質が海外産と比べて悪く、使用に耐えうるものではありませんでした。ここ数年で小麦の品質、製粉技術の向上からようやく使える品質のものが出て参りました。

また、国に苦言を申し上げるようで心苦しいのですが、国内製造の表記、やめてくれませんでしょうか。消費者のほとんどが誤解しているような気がしてなりません。

今回もお読みいただきありがとうございます。お読みいただいたあなたの健康が未来永劫続く事をお祈り申し上げます。


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