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千歳飴について

本日は七五三参りの日です。祝菓子の一つに千歳飴があります。千歳飴の由来は諸説ありますが、江戸時代頃より始まったとされています。千歳飴の袋には大きく千歳飴と書いてありますが、周りには松・竹・梅・鶴・亀が描かれています。最近はキャラクターものやカラフルで華やかなものも見かけるようになりました。

古典的な祝菓によく登場する松竹梅のセットは「歳寒三友」と呼ばれ、寒い季節でも色褪せない松と竹、寒中に咲く梅の花は、中国の文人画に好まれるデザインでした。松は年間を通じて緑を保ち、樹齢が長いため、長寿の象徴とされています。まっすぐに伸び、根を張って新芽を出す竹は子孫繁栄の象徴、梅は寒中に豊潤な香りを放ち花を咲かすことから生命力や気高さを表しいていると言われています。

鶴亀は、御祝の言葉の一つに「鶴は千年、亀は万年」という言葉がある通り、長寿の象徴とされています。鶴は泣き声が遠くまで届くことから、天にいる神様のところまで声が届く、めでたい鳥と言われています。亀は古来中国より、不老長寿の地、蓬莱山の使いと言われ、甲羅の六角形は吉兆を表します。

みなさまのお子様が健やかに成長することをお祈り申し上げます。今回もお読みいただきありがとうございました。


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