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花の色は色褪せない

花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

小野小町

現代語訳

桜の花の色は、むなしく衰え色あせてしまった、春の長雨が降っている間に。ちょうど私の美貌が衰えたように、恋や世間のもろもろのことに思い悩んでいるうちに。(長岡京 小倉山荘「ちょっと差がつく『百人一首講座』 より引用)


桜野さんのお名前の元ネタと聞いて調べたときの率直な感想は、
「この歌思ったよりネガティブな歌だな…」
というものでした。

「むなしく色褪せてしまった」なんて若者には相応わしくないフレーズに衝撃を受けたことを覚えています。


桜野さんについての思い出を振り返ると、うれしかったこと、悔しかったこと、楽しかったこと、色々な感情が思い出されます。

深夜までテトリスしたり、
麻雀でワーワー言ったり、
推しについて語り合ったり、
…ちょっとした理不尽に怒ったり。

世の中で生きていると、ちょっとした理不尽に流されることはよくあります。
そういう「ちょっとした理不尽」に、怒ってくれること、それも人のために。
どんなに嬉しかったか、言葉では表現しきれません。


過去の画像やスクショを見て振り返っていたら女々しい気持ちになるかな… と思っていたのですが、
不思議とどの思い出を振り返っても「楽しかった記憶」しかないのです。

悲しい思い出ならいっそ色褪せても… と思ったのですが、こんなに楽しい思い出ならしばらく色褪せそうにありません。

本当に、楽しい時間をありがとうございました。


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