読書ログ『読みたいことを、書けばいい。』
田中泰延さん著『読みたいことを、書けばいい。』
note読書感想文の課題図書には読んだことのある本がちらほら。
こちらの本もその一冊だ。
下書きばっかりで公開できない私のnote。
書くことに対する学びとして丁度良いので再読した。
この本を手に取ったきっかけは糸井重里さんが書かれた帯だった。
幼稚園の先生にも、
大柄なジゴロにも、
大飯食らいの居候にも、
交響楽団指揮者にも
なれそうな男が、
本を書いてしまった。
ーーーー糸井重里
どんな男なんだ。とまんまと興味を惹かれてしまった。
隠れ糸井さんファンの私はどういう人生を歩んだら糸井さんとお近づきになれるんだろう。という田中さん自身への興味もあった。
文字が大きく、ところどころ笑いがちりばめられた文章のこの本。
(ご本人は笑いのつもりなのかは分からない。真面目に言っているのかも)
読みやすい。字数が少ないのに情報量はそれなりに多い。
(なんなら参照用のQRコードまでところどころに掲載されている)
なのに、はぁーなるほど!と感動したりとか
ためになるわぁーとため息をついたりとか
メモをとったりとか
そんなことがあまりなかった。(私の場合の話です)
なぜなら、これは田中さんが語る田中さんの本だからなのだと思う。
田中劇場。そんな感じ。
しばらくしたら、あれ、何の話してたっけ?
なんて思ってしまうような、そんな感じ。(私の場合の話です)
糸井さんとの出会いのきっかけになった文章も拝見した。
それもまた田中劇場だった。
文章でこんなに自分自身を表現できる。
そのこと自体がもう教えなんじゃないかなと思う。
また忘れたころにありがたい話を聞きに本を開こう。
そのころには
『読みたいことを、書けばいい episodeV帝国の逆襲』
が刊行されているかもしれないが。
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