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#22 飲み会の幹事も立派なマネジメント経験 『社会人1年目の働き方』

こんにちは、森本千賀子です。本日も『後悔しない社会人1年目の働き方』より、新社会人の心得から、必ず成果・成長に結びつく働き方、効力がある働き方、勝つためのルールなどをお伝えしてまいります!

■マネジメントを意識してトレーニングを積んでおく

今はまだ自分に与えられた仕事をこなすので精一杯かと思いますが、いずれ30代や40代になると、あるいは早ければ20代後半くらいから「マネジメント」業務を任されるようになります。部署の目標をふまえて戦略を立て、仕事の流れや各メンバーの役割分担を考え、メンバーの業務遂行を管理・指導するポジションです。

業種や職種、あるいは企業方針によっては、部下を持たずに単独で仕事をする「スペシャリスト」の道を選ぶこともできますが、多くの場合、経験を積んで「中堅社員」となると、会社からは「マネジャーとして活躍してほしい」と期待されます。

そのときになって戸惑うことのないように、そしてマネジメントスキルを存分に発揮して自分自身がマネジメントを楽しめるように、今のうちから少しずつ意識してトレーニングを積んでおくのもいいでしょう

■飲み会やイベントで「仕切り役」を買って出る

「いちばん下っ端だし、普通の仕事すらまだ十分にこなせないのにどうやって?」と思うかもしれません。でも要は、「リーダー的立場」「仕切り役」を経験すればいいのです。たとえば、

●同期で集まってレジャーやイベントをするとき、企画・幹事を引き受ける
●部署の打ち上げ、歓送迎会、忘年会、新年会、社内イベントなどの際、出し物の企画や盛り上げの演出を担当する

……こうしたことなら、新人でも担うことができますよね。
また、もうしばらくして職場や仕事に慣れたら、次のような役割を買って出るのもいいでしょう。

●アルバイトスタッフの指導係
●新入社員の教育担当
●会議や勉強会などのファシリテーター(進行役)
●社内イベントなどの際、総務部門などとやりとりをする自部署の窓口
●社内のクラブ、サークルなどの幹事 
●各種プロジェクトのリーダーの補佐(アシスタント)役

「めんどくさいなぁ」「参加するだけの方が気楽でいい」と思うかもしれませんね。でも、こうした立場を経験すると、「段取りを組む」「さまざまなメンバーの意見を吸い上げ、とりまとめる」「周囲の人たちを巻き込み、協力を得る」という経験をすることができます。これこそが、「リーダー」「マネジャー」にとって大切な要素。それを、新人のうちから疑似体験し、基礎力をつけておくことができるというわけです。ぜひ、自ら手を挙げて役割を引き受けてみてください。

こうしたチャレンジをしてみると、成功もあれば失敗もあるでしょう。「もっとこうすればよかった」と悔やむこともあるかもしれません。それも含めて、自分の「ノウハウ」として蓄積することができます。

こうして「仕切る力」を養っておけば、将来マネジメント職に就いたときに生かせるだけではありません。それ以前に、重要なプロジェクトのリーダーを任せてもらえるなど、やりたい仕事ができるチャンスにもつながっていくでしょう。

これから入社を控え社会人一年目として希望に燃えている、もしくはどんなふうに頑張っていけばいいか不安に思っている人、新人としてこの一年を過ごしたもののまだまだ力不足を感じている人。そんな若手ビジネスマンに向けて「後悔しない社会人1年目の働き方」についてお伝えしています。

また、社会人1年目の方だけでなく、若手ビジネスマンの育成、指導をされている 上司・先輩世代の方にもヒントになればと思っております。

『後悔しない社会人1年目の働き方』
仕事場でのルール、「社会」のオキテ、気配りの作法、モチベーションの保ち方、挫折した時の復活の仕方などについて、自身の経験や後輩指導の経験はもとより、企業トップ・人事担当の視点も持つ森本千賀子ならではの考え方・アイデアを伝授します。

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