江戸時代の日本もソロ社会だった【江戸01】
生涯未婚率の上昇や婚姻数の低下などのニュースは、少子化や人口減少の危機の最大の元凶のように因果関係を推測されて、「このままでは国が亡ぶ」という言説も流布されていますが、日本が皆婚社会だったのはここ100年くらいの特殊な出来事であって、そもそも日本人というのは未婚も離婚も多い人たちであることを知らない方が多いようです。
つまり、日本のソロ社会化とは決して日本史上未曾有の出来事ではなく、むしろ、明治民法を起点とする皆婚社会こそが長い日本の歴史の中では「異常な時代」だったと言える