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走って拾って!ウェルネスエコな街巡りイベント開催【神谷町めぐまちプロギングVol.1】


東京都港区の旧町名であり、現在は駅の名前として知られる神谷町。高層ビルが立ち並ぶ中に、緑豊かな公園や緑道、代々続く老舗店など歴史を感じる場所が多く存在しています。そんな神谷町エリアを走りながら、ゴミを拾ってキレイにしながら、街を知る体験を提供したいと開催したのが「神谷町めぐまちプロギング」。子どもから大人まで、誰もがポジティブな気持ちで参加できるウェルネスエコなイベント当日の様子をお届けします。

「プロギング」とは?

スウェーデン語の「plocka upp(拾う)」と英語の「jogging(走る)」を掛け合わせた「プロギング」は、ジョギングしながらゴミを拾う新しい形のフィットネス。ジョギングという運動と、ゴミ拾いで街がキレイになる爽快感、参加者同志のコミュニケーションという心の充実感を得られることから、今日では世界100ヶ国以上で楽しまれている注目のスポーツです。

快晴の中で「神谷町めぐまちプロギング」幕開け!

「神谷町めぐまちプロギング」記念すべき第一回は、太陽が輝く青空の下で開催。集合場所となった東京ワールドゲートの屋外広場には、朝から多くの人で賑わいました。

受付時にもらえるオリジナルのドライTシャツとプロギンググローブを身につけ、プロギング公式団体スタッフのとっきーさんがプロギングのコツを、森トラスト社員で神谷町ナビゲーターの中村がイベントの趣旨を説明してから準備運動へ。

深呼吸から始まり、ジャンプやストレッチでウォーミングアップ。しっかり体を温めたら3チームに分かれてプロギングをスタートします。

今回のプロギングコースは、スタート地点となる東京ワールドゲートから出発し、神谷町エリアの歴史的スポットに寄り道しながらゴミ拾い。円陣を組み、気合を入れたら出発です。

ゆっくりペースで約2.58kmを走る「ゆるぎんぐコース」
ほどよいペースで約3.34kmを走る「ノーマルコース」
一番距離が長い約3.54kmを走る「エキスパートコース」

はじめましてだからこそ大切なのは、一緒にプロギングする仲間を知ること。事前に記入したネームカードに呼び名が記載されているので、初対面でも参加者同士が笑顔で名前を呼び合う姿が印象的でした。

ゴミ拾いしながら、神谷町エリアの魅力を知る!

プロギングのコツは、まず遠くを見て走ること。目標のゴミを見つけたら、そこに目掛けて走り、腰を落としながら体の横でサッと拾うと見た目のカッコ良さとトレーニング効果の両方が期待できるのだとか。そして何よりも、自分が拾いたいと思ったゴミだけを拾うことが大事。ひとつでもゴミを拾って「気持ちいいな」と感じることがプロギングの意義につながります。

走って、拾って、見えてきたのは最初のチェックポイント「西久保八幡神社」。ここでは、神谷町ナビゲーターの中村が登場し、クイズ形式で街の歴史や豆知識を学んだほか、参拝したり、お守りを購入する参加者も。

次の寄り道ポイントに向かいます。迫力満点の東京タワーの麓にある芝公園もみじ谷の敷地には、都内有数の金運パワースポットとされる「蛇塚」。下のお地蔵様から順に手を合わせ、最後の祠の前のお地蔵様に手を合わせた奥に、知る人ぞ知るとぐろを巻く蛇の像があります。

緑が美しい緑道を走り抜けたら、愛宕神社へ向かうコースと港区立南桜公園へ向かうコースの二手に分かれます。ゴミを拾ったら「ナイス!」、ゴミ袋に入れるときは袋を持っている人の名前を呼ぶというルールが設定されているので、プロギング中は参加者の名前と「ナイス!」の言葉が飛び交いました。

信号待ちなどのブレイクタイムでは、会話で盛り上がる場面も。プロギング後半では、初めましてとは思えないほど参加者同士の距離が近くなっていました。

1時間のプロギングで約8kgのゴミを回収!

ゴールした後は、各チームで回収したゴミの重さを計測し、ゴミを分別していきます。今回は、3チームで約8kgのゴミ回収に成功。運営スタッフのとっきーさんも「一人で拾うのは大変だけど、プロギングで皆さんと一緒に走りながら拾ったからここまでできました!」と嬉しそう。ポジティブな力で足元から世界を変えていくプロギングを通じて、神谷町を知るきっかけや新しい出会いにつながりました。

記憶に残る体験から、街を知ってほしい

初の開催となった今イベントについて、主催の森トラスト中村に感想を聞いてみると「誰もがポジティブな気持ちになれるのがよかった」と満足の様子。街の魅力を伝える方法はいろいろありますが、自分たちで体を動かしながら街をキレイにするというプロギングは、楽しい!という気持ちと一緒に街の魅力を伝えられるイベント。何より神谷町に普段勤務されている皆さんと一緒に街を盛り上げられたこと、このイベントきっかけで神谷町に訪れてくれた方がいることが嬉しい。「スマートテクノロジー」「オープンイノベーション」「ウェルネス」「SDGs」をキーワードに街づくりを目指す神谷町として、街を知るきっかけとなり、街に関わる人同士の新しい接点となってほしいと話しました。