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心震わせる時間
先日、ビリー・ジョエルの来日公演へ出掛けました。
チケットを取れたのはかなりの幸運でした。
東京ドームへ行ってみれば
客層は恐らく同世代或いはそれ以上が殆どのよう。
アリーナ席ではなかったので
自分の席まで何度も階段をのぼらなければならず
しかしそれさえもわくわくする道のりだったのですが
途中、杖をつきながら一段一段ゆっくりのぼる人や
付き添いの人と一緒に白杖で客席を辿る人を見かけました。
誰もがそれぞれの物語の中に
ビリー・ジョエルをBGMとした日々があったことでしょう。
これが日本での最後になるかもしれない公演へ
いろんな思いを胸に集う人々・・・
開演前のステージを遠くに眺めながら
徐々に埋まっていく客席を見ながら
私の胸は既にぐっと熱くなっていました。
ビリー・ジョエルを知ったのは中学生になった頃。
ほんのちょっと前まで
ピンクレディーの振りを覚えることが楽しみだった少女に
怒涛のように流れ込んで来た洋楽の数々。
その中の一人がビリー・ジョエルだったのです。
コンサートは本当に素晴らしいものでした。
一夜限りのステージ。
とても70代とは思えないパワフルな歌声に
私達はすっかり酔いしれました。
いつもとは違う時間。
心震わせる時間。
あの頃の自分に語りかけながらの時間。
![](https://assets.st-note.com/img/1707219569349-x8eGsONbUJ.jpg?width=800)
(コンサート会場は一部の規制はあったものの写真撮影録画OKでした)
良き思い出になりました。
どなたさまも、明日もいい日でありますように。
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