2024.9.28


・九月が終わろうとしている。九月という月は、気づいたらいつも終わっている。転換的な季節だからか、主張がない月とも言える。それでも、九月が来るたびに、風を感じ、少し懐かしい気持ちになり、そして過ぎ去っていく感情を得ることができる。

・私のここ数年の人生がどうにもつらい状況が続いているのは、捉え方の問題なのか。しかし、結局のところ、自分の人生については自分で捉えるしかほかないのだから。

・文章を書くことは難しい。そして、その文章がある特定の人に向けたものであれば、なおさら。学生の頃の文章は、それ自体で独立したものとして、私の中にあった。社会に出ると、独立した文章などは求められない、不要である。誰かに何かを伝えることこそが文章の意義となった。
 それでも、私は文章を書くことを諦めたくはない。少しずつにでも、失っていってしまった何かを取り戻したいと願い、文字をうつ。

・九月の水は、あたたかくも、徐々に冷えていく。


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