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【読書】『天平の甍』から学ぶやり遂げることの偉大さ~鑑真和上の日本上陸まで~

おはようございます、森です。

本日も読書について記せればと思います。

前回は、中1の時の課題図書のシュリーマン「古代への情熱」についてでしたが、中3の時の課題図書もすごく印象的で、どうしても名前を思い出せなかったのを信頼のおける友達が覚えていました(さすがすぎます)

(シュリーマン「古代への情熱」についての記事はこちら)
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そして、中3の課題図書は井上靖さんの「天平の甍(いらか)」です。
調べてみたら、映画化までされているのですね。
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この作品は、かの有名な名僧鑑真の来朝という日本古代文化史上の大きな事実の裏に踊った、5人の天平留学僧の運命を描いてますが、それを無名の留学僧の一人の普照の視点から描いたものです。

鑑真和上が何度も来朝に失敗しており、日本についたころには失明していたことは有名ですが、その"失敗"の具体的なエピソード等までは教科書からは学ぶことができません。

何度命がけの失敗をしても日本に渡りたいという強い想いがあったからこそ、"諦める"という選択肢もきっと浮かばなかっただろうし、

それをやり遂げるという強い想いがやはり周りの人をも巻き込むし、人間の原動力になるのだな、と改めて感じたのを覚えています。

それを普照という第三者視点で描いているのも大変興味深いです。

第三者からしたら、なぜそこまでして日本へ渡りたいかきっと理解しがたいです。

夢とか目標とかってそういうものだと想っていて、あくまでも自分で決めて自分がそれに燃えて自分で突き進むものにすぎません。

だけど突き進み続けるからこそ、周りの人へ何かしらの勇気だったり希望を与えるし、その途中には周りからの反対/非難はほぼ確実に発生すると思います。

だからこそ叶えると最高です。

鑑真和上が日本へ上陸した時どんな気持ちだったのか、想像するだけでわくわくするし、もし1度だけ鑑真に質問できるとしたら、その時感じたことは何か、という質問をします。

有名な本であればあるほど賛否両論ありますが、その本から何を感じて何を自分の糧にするかは自分次第だなと。

定期的に本の感想等も記していきます。

それでは皆さん、素敵な1日をお過ごしください。

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