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みんな大きくなったねぇ〜

40年という年月。
……という書きだしで根本要さんの記事を始めたのだけれど、同時に、実は大変僭越ながらワタクシも来年、2021年をもってこのギョーカイに入って40年になる。

人が生まれ学校へ行き音楽に憧れ仕事を持ち……かれこれ40年。短くないよ。なのになんとも軽くて浅くて薄い気がするのはなぜだろうか。しかも要さんのようにサラッと「どうでもいいっす(笑)」とは言えずに、なぜかこだわる、くーっ、40年かーー、つって。

まぁ、それを踏まえるとなおさら染み入るスタレビさんの凄さよ、って話なんですけど。

今回はスターダスト☆レビューのこれまでの濃厚な活動に思いを馳せては感動し、2020年の今、こうも気負いなく自らの音楽を鳴らせるものかと、ニューアルバム『年中模索』には心から感動した。要さんのお話が聞けてよかった。

ラジオ(FM COCOLO『おとといラジオ』)にもコメントをくださって、取材のとき僕ばっかりワーッと喋っちゃって……と言っていたけれど(たしかに文字起こしにはだいぶ時間かかっちゃいました 汗)、今回のインタビューの中で、喋るときと歌うときのスイッチについて質問したとき、「それは予想外の質問だなぁ〜」と、ほんの一瞬困ってらした。でもすぐにイッセイ尾形さんのエピソードを語ってくれて、これがまたいいお話。

幅広くいろんな人とのつながりがあるのだなとも思いつつ、つながりといえば、KANくん。このお二人の関係性も素敵です。

KANくんのWWDP、今回は、台北。おいしそうな写真がずらり。特に「酸菜白肉火鍋/スァンツァイパイロウフオクオ」には興味津々、あのお肉の下、どうなってるんだろ。絵的にも味も気になる。

KANくんとは、本(『KAN in the BOOK 他力本願独立独歩33年の軌跡』/シンコーミュージック刊)ができたあと会えてないですが、今という時期に何を考えているのかに興味津々、あの頭の中、どうなってるんだろ。図解で説明してほしい。

絵といえば、椎名琴音ちゃん、単純に『やっぱり猫が好き』がまた観たくなっちゃう、素敵なイラストエッセイ(っていうのかな)でした。めっちゃ絵が上手。それに好きなドラマをオタク的に語るわけではなく、実生活と密着したエピソードが微笑ましく、そして説得力がありましたね。『やっぱり猫が好き』といえば、エンディングテーマはRCサクセションの「サントワマミー」。今度ラジオでかけよっと。私ははまぐりの回(25話「はまぐりぺぺちゃん」)が好き。喋るはまぐりを預かったのに、お姉さんがもらってきた大量のはまぐりと混ざってどれがぺぺちゃんかわからなくなる……っていうお話。

タナカヒロキくんの『大人になったら』も毎回楽しみ。LEGO BIG MORLの美学というのか研ぎ澄まされたスタイルとはまた別の、ちょっとプライベートな匂いもさせる、それでいてどこか詩的で、けれど気取らず、むしろ身近で……、とにかくまだお読みでなかったらぜひ読んでみてください。

やっぱりあれかしら、LR_noteを買ってくださる方はお目当ての記事がきっとあるとは思うんですけど、せっかく雑誌と銘打っているのですから、これを機にほかのページも読んで見て聴いていただきたいな。というのがアタクシの切なる願いでございます。

龍平くんの『あさってラジオ』は、毎回、弾き語りもあるのでね。ぜひとも聴いていただきたい。SEも自分で作って、自分で編集して、サムネールのイラストも描いて、このところの毎週日曜恒例の生配信ではプラモデルを作ったり、LINEスタンプを描いたり、あげくハンバーグを作ってたね、この前ね。家事ヤロウみたいだった。次は何をするのかな? いんや、アルバムを作ってくれたまえ。何年待ってると思ってる。と言うと「え、作ってますよ」って涼しい顔で返すけど、こちとら何年待ってると思うんだ(2回目)。お願いしますよ、今年中にね。

COWCOW善しさんの『ぼくの好きなあいつ』には、TOSHI-LOWさんが登場。昨年の<忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー>(@日比谷野音)には私も行っていて、心やさしき“鬼”を目撃しました。すごい迫力でした。清志郎さんとのそんなエピソードがあったのだ……と、今回の善しさんのエッセイを読んで初めて知り、またTOSHI-LOWさんが歌うキヨシローを聴きたくなりました。善しさんもかつてタイマーズのゼリーに扮していたので、お二人、なんとなく共通点があるようにも思いました。

『帰ってきたの!? ジャルジャルちゃん』では、然るべきタイミングで然るべきお題「ガッツだぜ!!」を出させていただきました。コントから発生したまさかの展開、二人ともいつになく熱かった。そゆとこピュアよね。

ここまでの経緯は福徳くんが書いてくれてますが、二人とも実際のトータスさんに触れた余韻のままに熱い気持ちを「ガッツだぜ!!」に託してくれました。そうだよね、キングオブコントの決勝に行けないってなった日にウルフルズ聴いたら、そりゃ泣けちゃうよね。「事件だッ!」「笑えれば」「ええねん」は福徳くんいわく「人を励ます並び!」だそうです。ウルフルズの音楽の偉大さを、改めてジャルジャルに教えてもらったような気がします。

そんな二人、というか、「南くん」と「トースター松林」を、なんとトータス松本さんが描いてくれました。動画、観てください。このスピード感!サウスポー!ちっちゃく南くんのモノマネしてる!しかも描く手元だけの動画はレアだそうです。トータスさん、ありがとう!(ところで、南くんの喋り方って“どうぶつの森”っぽいよね、ときどきそっくりなコいる)

そして、新連載がまたしてもジャルジャルという。ふふ。どんだけジャルジャル好きなんだよ! ってツッコみたくなるでしょ。わかるわかる。でも新連載の冒頭を読んでみて。やっと日の目を見るんだから。11年間のインタビューを小出しにしていきますから。いつか本になるように見守っていただけましたら嬉しいです。

記念に、懐かしい写真を載せちゃいます。初めてラッキーラクーンで取材したときの11年前のジャルジャルです。

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後藤くんはほとんど変わってない感じ。福徳くんはだいぶシャープになりましたよね、今ね。

最後になってしまったけど、ノンコさん。日髙のり子さんも来年、デビュー40周年で、この40周年イヤーは充実のオフィシャルサイトがオープンして、8月20日にはスペシャルライブを行なうというニュースも。精力的ですな。過去のいろぉ〜〜〜んな活躍はさておき、今という時間を大事に謳歌しているところがかっこいい。 見習いたい。

40年という年月……。

今、冷静に考えたら、スターダスト☆レビューや日髙のり子ちゃんがデビューして、私がこのギョーカイに入った40年前は、ジャルジャルもヒロキくんも琴音ちゃんも生まれてなかったんだもんねぇ〜。いやはや。大きくなったねぇ〜。

そんないろんな年代の、いろんなジャンルの人たちがここ、LR_noteというWeb上の雑誌に集まってくれてると思うと、なおさら感動が心の内側にひたひたと打ち寄せてきます。

今回もありがとうございました。

何段階かの手順を踏んで、たどり着いてくださった読者のみなさんも、本当にありがとうございます! 感謝します。感想・ご意見などは私のTwitterまでお寄せください。お待ちしてます!

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インタビュー:根本要(スターダスト☆レビュー)/新連載:後藤くんと福徳くん(仮)下書きver./連載:KAN、日髙のり子、LEGOBIGMORLタナカヒロキ、椎名琴音、COWCOW善し、ジャルジャル(スペシャルゲスト:トータス松本fromウルフルズ)/©️KYOKOMORITA2020

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