ディベロッパー・ジェネシス/インターフェロン07(epilog)
……うららかな日射しが、カフェの庭に降り注いでいる。
「お待たせしました」
ウェイターが厳かに、カップと皿を並べていく。キリは嬉しそうに、身を乗り出した。
「旨そう」
彼の前にはコーヒーの他に、ケーキの盛り合わせが置かれている。それもチョコレート系ばかり五種類も。見ただけで胃が悪くなりそうなラインナップだった。しかしグロムの前に置かれたのも、蜂蜜のたっぷりかかったパンケーキである。飲物ときたらミルクセーキ。五十歩百歩だ。アヴァランサはうんざり顔で、立派な成人男性二人を