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【王座を懸けよ!】映画「ブラックパンサー」は、全米歴代史上3位を誇る大ヒット作になったが、日本ではそんなに人気があったのか?

#映画 #ブラックパンサー #ティ・チャラ

1.映画「ブラックパンサー」は、全米歴代史上3位を誇る大ヒット作になったが、日本ではそんなに人気があったのか?

映画「ブラックパンサー」は2018年に公開されたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第18作目です。

公式ページはこちら。

ブラックパンサー|マーベル公式

予告編はこちら。

マーベル新ヒーロー!『ブラックパンサー』日本版本予告編

映画としての完成度も高く、映像も素晴らしいです。

アメリカでは大ヒットしたらしいですが、日本の観客の反応はどうか。

ブラック・カルチャーへの関心が薄い日本では、正直人気はそれほどでもないのでは?

MCUの中でも真っ先に飛びつきそうな作品ではありません。

ちなみに2018年5月時点での全米歴代累計興行収入トップ10は、

1位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年):9億3670万ドル
2位 アバター(2009年):7億6050万ドル
3位 ブラックパンサー(2018年):6億9870万ドル
4位 タイタニック(1997年):6億5940万ドル
5位 ジュラシック・ワールド(2015年):6億5230ドル
6位 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年):6億2640万ドル
7位 アベンジャーズ(2012年):6億2340万ドル
8位 スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年):6億2020万ドル
9位 ダークナイト(2008年):5億3490万ドル
10位 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年):5億3220万ドル

です。

しかしそれに引きかえ、日本ではそこまでの人気があるとは思えません。


日本という国は、ひとたびその人の人気に火がつけば、圧倒的に支持されます。

ルイ・アームストロングが「What a Wonderful World」を歌えば、多くの人々が称賛します。

マイケル・ジャクソンも大人気です。

ジャズ好きの人にとってはマイルス・デイビスは神のような存在でしょう。

しかしそのようなことがないと全くスルーされる。

アメリカではどんなに人気があって有名であっても。

文化的障壁というものは確かに存在します。

ティ・チャラは好感の持てるキャラクターですが、この映画の脚本はそれほど日本人好みのそれではありません。

いわゆる感情を揺すぶられる何かがない。

クールすぎます。

女の子も日本人好みの可愛い娘はいません。

ハイテクノロジーがあるのに、何故原始的な決闘を挑まないといけないのかわけがわかりません(笑)。

今どきアフリカの山奥でもそんなことしないよ。

それでもティ・チャラの平和を愛する素朴な人柄が、物語を大きく動かしていく様は見ごたえがあり、更にこの物語は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」への重要な伏線にもなっていきます。

またラストの白人記者の舐めきった態度も笑えます。

紛争に巻き込まれたくないからこそ、高度な科学技術隠してたんだけどねぇ。

とにかく映像は格好よく、物語も小切れよく、テンポ良く進むのでその辺が気に入る人には特にお薦めです。

まぁ、日本人好みではないだろうけどね(笑)。

それでは映画「ブラックパンサー」のあらすじから順にご説明していきましょう。

2.映画「ブラックパンサー」のあらすじと結末(ラスト)

1992年、ティ・チャカは、カリフォルニア州オークランドにいた弟のウンジョブを訪ねます。

そしてチャカは、ウンジョブが武器商人のユリシーズ・クロウと密通していることを知り、ウンジョブを処刑します。

26年後の2018年、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のテロ事件でチャカがなくなり、息子のティ・チャラが国王となります。

王位継承の際、ジャバリ族のエムバクが決闘を挑んできますが、それも退けて勝利。

その頃、エリック・“キルモンガー”・スティーヴンスとクロウが結託してロンドンの博物館を襲います。

ティ・チャラはクロウを逮捕するため、裏取引が行われている韓国・釜山へと向かいます。

そして同じようにクロウを追っていたCIAのエヴェレット・ロス捜査官と協力してクロウを捕獲します。

しかしエリックに襲撃され、クロウは逃亡、その際に重傷を負ったロスを救うためにティ・チャラはロスを連れてワカンダへ帰国します。

それからまもなく、エリックがワカンダに現れます。

エリックは本名をウンジャダカといい、亡き国王の弟の忘れ形見で王位継承権を持っていると主張します。

ウンジャダカはティ・チャラと決闘し、勝利し国王の座を得ます。

ティ・チャラは死んだと思われていましたが、実はエムバクによって仮死状態で保護されていました。

ナキア、シュリ、ラモンダ達はティ・チャラにハーブを処方し、ティ・チャラは息を吹き返します。

ティ・チャラはウンジャダカに再戦を挑み、ワカンダの国王親衛隊「ドーラ・ミラージュ」もウンジャダカに反旗を翻します。

更にエムバク率いるジャバリ族がティ・チャラの援護に加わります。

そしてティ・チャラはウンジャダカを倒し、王座を取り戻します。

ティ・チャラはカリフォルニアへ行き、ウンジョブとエリックがかつて住んでいたアパートのある土地を買い取り、ワガンダ初の国際支援センターを造ります。

そしてラストシーン、ティ・チャラは国連で、これからは国際社会でワカンダから積極的に語りかけを行い、地球全体の平和を守るために貢献することを宣言するシーンでこの映画は幕を閉じます...

それでは最後に映画「ブラックパンサー」の各キャラクターの紹介を簡単にご紹介しておきましょう。

3.映画「ブラックパンサー」のキャスト

ティ・チャラ / ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)

ワカンダの国王かつ、ブラックパンサーとして平和のために戦う戦士でもある。

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の時期に父ティ・チャカをテロで亡くし王座につくが、今作では父の弟の忘れ形見であるキルモンガーが復讐に燃えて立ち上がってくる。

その争いと、今後ワカンダが国際社会の中でどのような役割を演じていくべきか、という課題が今回の映画の大きなテーマになる。

エリック・“キルモンガー”・スティーヴンス / ウンジャダカ(マイケル・B・ジョーダン)

父の弟ウンジョブとアメリカ人女性との間に生まれた子供。

ティ・チャラを倒し、いったんは王座につくが、ティ・チャラの反撃を受けて命を落とす。

ナキア(ルピタ・ニョンゴ)

ワカンダのスパイ組織「ウォー・ドッグ」に所属し、世界中で活動を続ける。

ティ・チャラとはもともと恋人同士。

オコエ(ダナイ・グリラ)

ワカンダの国王親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の隊長

エヴェレット・K・ロス(マーティン・フリーマン)

CIA捜査官。

釜山でティ・チャラと再会した時に今回の事件に巻き込まれる。

ウカビ(ダニエル・カルーヤ)

ワカンダの「ボーダー族」のリーダー。

自分の両親を殺したクロウに強い憎しみを抱く。

ティ・チャラがクロウを取り逃がした時に失望し、その後クロウを亡き者にしたキルモンガーの側につく。

シュリ(レティーシャ・ライト)

ティ・チャラの妹で、ヴィブラニウム工学の科学者。

エムバク(ウィンストン・デューク)

ジャバリ族のリーダー。

ティ・チャラの王位継承の際、決闘を挑むが敗北。

そしてキルモンガーとの決闘で意識不明となったティ・チャラを、決闘の際、命を奪わなかった借りから介抱する。

ラストの戦いではティ・チャラに加勢し、彼らを勝利に導く。

ウンジョブ(スターリング・K・ブラウン)

ティ・チャカの弟で、ウンジャダカの父。

アメリカでウォー・ドッグとしてスパイ活動にあたっていたが、裏切って、クロウと結託しヴィブラニウムをワカンダから盗み出す。

ティ・チャカ(ジョン・カニ)

ティ・チャラの父。

ワカンダ国の先代の王。

ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)

武器商人でワカンダからヴィブラニウムを盗み出す。

バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー (セバスチャン・スタン)

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」以降、ワカンダの農村に移住し、静かに暮らしている。

ポスト・クレジットシーンのみの出演。



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