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【人造人間ヴィジョン初登場!】映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はアベンジャーズ達の複雑な人間模様が巧みに描き出された「インフィニティ・ウォー」へと繋がる傑作SFアドベンチャー?!

#映画 #アベンジャーズ #エイジ・オブ・ウルトロン #トニー・スターク

1.映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はアベンジャーズ達の複雑な人間模様が巧みに描き出された「インフィニティ・ウォー」へと繋がる傑作SFアドベンチャー?!

映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は、2012年の映画「アベンジャーズ」の続編です。

公式サイトはこちら。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン マーベル公式

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は大変よくできた映画で、アベンジャーズ・シリーズの中でも特に完成度の高い作品の1つであると思います。

まずトニー・スタークと人類を滅ぼす悪の人工知能との対比(コントラスト)がはっきり出ていて、作品の中の対立構造がしっかりしていること。

アベンジャーズの各キャラクターの性格が良い感じで表現されていて、観客に好感と共感を呼び起こすであろうということ。

決して一概に争いを好むわけではなく、むしろ争いを拒みたがっているが、それでもそれぞれの使命と責任感によって、運命としての争いに導かれていく様が見事に描き出されています。

そして悪の側につくスカーレット・ウィッチやクイックシルバーも元々は止むに止まれぬ事情で、悪の側につかざるを得なかったことがわかり、決して心からの悪人ではないことがわかります。

スカーレット・ウィッチは最後には改心し、アベンジャーズの側に立ちます。

最語に善人キャラの人造人間ヴィジョンが登場することによって、人類の未来に大きな希望が芽生えてくるわけですが、それと同時にストーンの存在とその威力が徐々に明らかになっていき、この作品全体が次の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」への大きな布石、伏線となっていきます。

ですのでこのアベンジャーズ・シリーズの中でも、特に重要なチャプターで、見逃せない作品の1つであると言えます。

それではこの映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじから順にご説明していきましょう。

2.映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のあらすじと結末(ラスト)

東欧のソコヴィア、そこに悪の秘密結社ヒドラの研究施設があり、科学者のバロン・ストラッカー(トーマス・クレッチマン)は、ロキの杖(セプター)を用いた人体実験によって特殊能力を持つ兄弟を作り出していました。

兄弟は、姉のスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)と弟のクイックシルバー(アーロン・テイラー=ジョンソン)。

アベンジャーズは、ヒドラの研究施設を襲撃し、ストラッカーを逮捕、施設内のコンピュータに残っていたデータを回収します。

その時、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はスカーレット・ウィッチにアベンジャーズが全滅するという幻覚を見せられます。

アベンジャーズの本部に戻り、杖を調べていると、杖の先の宝石の中に人工知能らしきものを発見したトニーは、これを解析して自身が計画していたウルトロン計画を実行に移そうとします。

ウルトロン計画とは人工知能を平和目的に利用しようというものでした。

しかし故郷アスガルドへ帰還するソーの送別会を開いている時に、宝石の中の人工知能は自我に目覚め、人工知能J.A.R.V.I.S.を破壊し、アベンジャーズと戦い、杖を奪って姿をくらまします。

ウルトロンは自らの意識をソコヴィアのヒドラ研究施設へと転送させます。

ソコヴィアで新たな身体を得たウルトロンはスカーレット・ウィッチとクイックシルバーに人類とアベンジャーズ滅ぼすことで世界に新しい平和をもたらすと主張し、2人はそれに同意しました。
2人は、かつてソコヴィアの戦争で、トニー・スタークがオーナーを務める「スターク・インダストリーズ」製の兵器が使われ、二人の両親はその兵器に殺されたことから、常々トニー・スタークに敵意を抱いていたのです。

ウルトロンは世界各国のロボット開発機関を襲撃し、自らの巨大軍団を作り上げていきます。

そしてウルトロンは世界最強の金属ヴィブラニウムを入手するために、武器商人のユリシーズ・クロウのアジトを訪れ、ヴィブラニウムを購入、そこへアベンジャーズが現れ、三つ巴の戦いになります。

スカーレット・ウィッチはソー、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、バナーにそれぞれの過去の幻影を見せて錯乱状態に追いやり、街はそのせいで甚大な被害を受けます。

ウルトロンはアイアンマンに撃退され、ひとまず逃亡しましたが、街が被害を受けたことで、アベンジャーズに対して避難が殺到し、彼らはバートンの家族が暮らす農場に身を潜めます。

ウルトロンはユージン遺伝研究所のチョ博士をロキの杖で洗脳し、細胞再生装置(クレードル)を奪い、ヴィブラニウムと融合した新たな人造人間のボディを造り、その額に杖から取り出した宝石を埋め込みました。

ワンダは、ウルトロンの本当の目的が人類を滅亡させることだと気づき、ピエトロとともにウルトロンから離反し、クレードルを奪います。

トニーは、クレードルにJ.A.R.V.I.S.をアップロードして、ウルトロンの脅威に対抗しようとしますが、周りはそれに反対しますが、ソーはムジョルニアの雷を使ってクレードルを起動させます。

そしてJ.A.R.V.I.S.とクレードルが融合した新たな人造人間ヴィジョン(ポール・ベタニー)が誕生しました。

ヴィジョンはウルトロンの計画を阻止するため、アベンジャーズとともに戦うことを誓います。

ウルトロンは自らの身体をヴィブラニウムで強化し、隕石代わりに使うためにソコヴィアの街全体を空中に持ち上げる装置を開発していました。

街全体が上昇していき、アベンジャーズはウルトロンの部隊と戦います。

アベンジャーズはウルトロンの部隊を制圧し、トニーは街を破壊することで、人類を滅亡の危機から救います。

ヴィジョンは最後に残ったロボットの1体を発見し、彼に語りかけます。

「人間は不思議だ。」

「秩序と混乱を相反するものと信じ...」

「支配しようとする。」

「だが欠点も魅力だ。」

「君はそこを見落とした。」

「永遠に続くものは美しくない。」

「私は彼らといたい。」

ヴィジョンは彼を破壊し、ここで遂にウルトロンの脅威は終わりを告げます。

トニーは今回の責任をとる意味もあり、しばらく田舎に休養します。

アベンジャーズは、新しいチームを編成して、次なる脅威に備えますが、ちょうどその頃サノス(ジョシュ・ブローリン)は、銀河系の遥か彼方で、

「...よかろう。私の出番だ。」

と言い、また新しい戦いが始まることを示唆して、この映画は幕を閉じます。

3.映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のその後の続編との繋がりは?

映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では、新たな人造人間ヴィジョンが登場し、人間と人工知能とが共存できる(おそらくは明るい)未来を、ここに提示したところでエンディングを迎えます。

しかし次作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではまた波乱が起きます。

サノスが全宇宙を根こそぎ揺るがすような大いなる野望を持って立ちあがるからです。

全く余計なことをしてくれちゃって、もう、と思いますよね。

トニーによって作られた人造人間ヴィジョンは忠実に、主人の為に尽くします。

もうウルトロンのように自我が芽生えて、暴れたりはしません。

俺は人間どもの言いなりにはならないぞって、単なる青年期特有の反抗期かなんかかしらなんてとこでしょうか...

その後の人造人間ヴィジョンは人間たちの生活に問題なく溶け込んでいきます。

トニーの意図が正しかったことがこれで証明されるわけですが...

次作はとにかくサノスが無敵ですからね。

そしてその流れは、更にその次の「アベンジャーズ4/エンドゲーム」

まで怒濤の如く一大SFアドベンチャーとして繋がっていきます。

そして映画「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム」では、トニーが亡くなったその後が描かれます。

これはもう何処まで続いていくんでしょう。

今後もこのシリーズからは目が離せませんね。

今回のレビューはここで終わりです。

最後まで読んで頂いてどうもありがとうございました。


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