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【軍事機密売却発覚で自滅!】映画「X-MEN:フューチャー&パスト」はミュータント撲滅を企む天才科学者トラスクを倒すのではなく、むしろ救うストーリー?!

#映画 #XMEN #ウルヴァリン

1.映画「X-MEN::フューチャー&パスト」はミュータント撲滅を企む天才科学者トラスクを倒すのではなく、むしろ救うストーリー?!

映画「X-MEN::フューチャー&パスト」は2014年の映画「X-MEN」シリーズ第5作目です。

予告編はこちら。

映画「X-MEN:フューチャー&パスト」予告編

X-MEN初期3部作と「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」の続きとなる、一応の完結編となっています。

今回の敵はボリバー・トラスク。

彼は天才科学者です。

このトラスクがミュータントを撃退するための「センチネル計画」を推進しようとします。

そして今回の物語は、そのトラスクを倒すのではなく、むしろその逆で、助けて命を救うというのだから、少し頭がこんがらがってきます。

2023年、ミュータント達はセンチネルによって絶滅の危機に晒されていました。

ミュータント達は不毛な争いを後悔し、人間との争いの直接的なきっかけになったある事件を過去に戻って改変しようとします。

そのある事件とは、トラスク暗殺事件。

この事件をきっかけに人類はミュータントを敵とみなし、センチネル計画は実行され、そして未来においてミュータントは絶滅の危機に扮してしまいます。

無事トラスク暗殺を防ぎ、その未来を変えられるのか...

そしてウルヴァリンが過去に戻った時、過去のミュータント達は彼に協力するのか...

過去を変えられなければ、ミュータント達の未来には全滅の悲惨な運命が待っているのです。

それでは映画「X-MEN::フューチャー&パスト」のあらすじから順にご紹介していきましょう。

2.映画「X-MEN::フューチャー&パスト」のあらすじ...2023年、ウルヴァリンの意識は1973年へと転送される...

2023年、ミュータント達はセンチネルによって絶滅の危機に晒されていました。

ミュータント達は、自分たちの誰かが1973年に戻り、センチネル計画のきっかけとなったミスティークによるボリバー・トラスク博士の暗殺を防ぐことによってこの絶滅の危機を防ぐことを考えます。

ミスティークはトラスク暗殺後に捕えられ、彼女のDNAが採取され、それがきっかけで、その後センチネル計画は大きく前進していったのです。

そしてミュータントの1人、キティ・プライドは他人の精神を過去の身体に転送させる能力を持っていたのです。

それに耐えられる身体能力を持つミュータントはウルヴァリンしかいませんでした。

キティの超能力によって、ウルヴァリンの意識は1973年の自分自身へ転移して目覚めます。

3.ウルヴァリンは仲間を引き連れて、トラスク殺害を阻止しようとする...

そしてXマンションに辿りついたウルヴァリンは、そこでチャールズ・エグゼビアと会います。

ベトナム戦争による心の痛手から、彼は廃人状態になっていました。

チャールズは、ハンク・マッコイに治療されて、歩く力を取り戻しましたが、その副作用として精神を病み、かつて持っていたテレパシーを失っていました。

ウルヴァリンは旧知の友人、クイックシルバーを訪ねて、彼を仲間に引き入れます。

その頃、ミスティークはサイゴンの米軍キャンプに潜入し、ウィリアム・ストライカー少佐に捕らわれていたミュータント達を救い出し、そこでミュータントに対する恐ろしい人体実験の実態を知り、トラスク暗殺を企みます。

ウルヴァリン達は、ペンタゴン地下に幽閉されていたマグニートーを脱獄させます。

パリではアメリカとベトナムの和平交渉サミットが行われており、トラスクはそこでセンチネル計画のことを発表します。

トラスクは、

「新しい敵がいる。」

と切り出し、人類共通の敵としてミュータントの脅威があることを示唆し、それを防ぐセンチネル計画を説明します。

「センチネルはミュータントの遺伝子を感知する。」

「800m先のミュータントも見つけられる。」

しかしここでは稼働しないはずのセンチネルは赤い反応を示していました。

ミスティークはベトナム軍将校に変身して、トラスクを殺害しようとしていたのです。

そこへウルヴァリン達がかけつけ、それを阻止します。

リチャード・ニクソン大統領はトラスクの要望を受け入れ、センチネル計画を認可します。

トラスクの部下はパリでミスティークの血液を採取し、既にDNAを解析していました。

X-マンションに戻ったチャールズは歩く能力を失いますが、逆にテレパシーの能力は回復します。

チャールズはミスティークに語りかけ、トラスク暗殺をしてはいけないとメッセージを贈りますが、拒絶されてしまいます。

4.ミスティークは間一髪でトラスク暗殺を思いとどまり、そしてすべての未来はリセットへ...

ミスティークの計画を阻止するために、ウルヴァリン達はホワイトハウスでのセンチネル発表式典に侵入します。

そこにヘルメットを装着したエリックが現れて会場は大混乱に陥ります。

エリックはホワイトハウスを囲い込み、大統領とトラスク達はハウス内の避難室に逃げ込みます。

ウルヴァリンは攻撃され、ポトマック川まで飛ばされて川底へ沈んでしまいます。

エリックはパニックルーム全体を地中から引き摺り出して、トラスク達を殺害しようとします。

ニクソン大統領に変身したミスティークはエリックの首を打ち抜きます。

エリックを排除したミスティークはトラスクに銃を向けますが、チャールズの説得によって思いとどまり、米軍兵士に変身してそこを立ち去ります。

その瞬間に歴史が変わり、すべての出来事がリセットされたのです。

5.映画「X-MEN::フューチャー&パスト」の結末(ラスト)..新しい明るい未来...そしてトラスクは不祥事で逮捕...

未来の世界では、ウルヴァリンが生徒たちで溢れるXマンションで目覚めます。

そこではこれまでの多くの戦いで命を落としていたはずのミュータント達が存在しており、真実を知る者はウルヴァリンとプロフェッサーだけになりました。

過去の世界では、川底からウルヴァリンが引きあげられ、ストライカー少佐に扮したミスティークがウルヴァリンの身柄を引き受けます。

「過去とは、新しく不確かな世界。」

「無限の可能性を秘めた世界。」

「数限りない未来が生まれる。」

「多くの選択肢が未来を決める。」

「それぞれの選択が時間の流れにさざなみを作る。」

「さざ波が集まれば流れが変わる。」

「未来とは決められたものではない。」

そして新聞では、トラスクが軍事機密売却発覚で逮捕されるニュースが報道されます。

ラストシーン、トラスクが地下にマグニートーが幽閉されていたのと同じペンタゴンの独房に閉じ込められているシーンでこの映画は幕を閉じます。

最後に映画「X-MEN::フューチャー&パスト」の各キャラクターの紹介を簡単に記しておきます。

6.映画「X-MEN::フューチャー&パスト」のキャスト紹介...ローガン / ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)

この映画の主人公。

未来の世界において、ミュータントが絶滅の危機に瀕してしまい、その破局を救うために過去にタイムトラベルする。

その任務に選ばれたのは、彼自身の超人的な治癒能力により、時間移動に耐えられる唯一の人物であったためで、彼はその意識を若い自分の身体へと送られる。

7.チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)

世界最強のテレパス。

8.エリック・レーンシャー / マグニートー(マイケル・ファスベンダー)

磁力で金属を操る能力を持つミュータントで、地球上で最も強力なミュータントの1人。

9.レイヴン・ダークホルム / ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)

どんな人物にも変身できる能力を持ったミュータント。

トラスクのミュータントに対する恐ろしい人体実験を知り,1973年のベトナム戦争後のパリ協定調印式でトラスクを殺害。

しかしそれがアメリカ政府にセンチネル計画を推進させる切っ掛けとなってしまう。

10.ハンク・マッコイ / ビースト(ニコラス・ホルト)

青毛の野獣の容姿を持つミュータントで、天才科学者でもある。

チャールズを助けるために治療薬を開発するが、それが逆にチャールズを精神的うつ病に追い込み、共に人目を避けた生活を送っている。

11.キティ・プライド / シャドウキャット(エレン・ペイジ)

物体をすり抜ける能力と、他人の精神を過去の身体に転送させる能力を持つミュータント。

彼女の能力は今回の物語では重要なファクターとなる。

12.ピーター・マキシモフ / クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)

超音速での移動能力を持つミュータント。

クイックシルバーの戦闘シーンは今回の物語の中でも特に一番の見せ場とも言える秀逸なシーンである。

13.ウィリアム・ストライカー(ジョシュ・ヘルマン)

ミュータントを嫌う軍人で、ローガンにアダマンチウムを埋め込み、ウルヴァリンへと変えた張本人である。

14.ボリバー・トラスク(ピーター・ディンクレイジ)

センチネルを開発した科学者。トラスク・インダストリーズの社長。

ラストでは軍事機密売却発覚で逮捕され、牢獄に入れられる。


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