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クリエイティビティとロジカリティ

久々の投稿。

新しい上司の元で仕事しはじてから、いろいろなことが変化して、大変な毎日を送っている。

特に大変なことは、自分が最も苦手として、避け続けてきた「アイディア」との死闘。

ただの企画ではなく、発想という意味での「アイディア」は、僕にとってなんだか馴染めない代物だった。

だからこそ、自分の持っている論理思考能力や適応能力を最大限に活かし、基となる情報やアイディアを基にストーリーを組み立てる、ストラテジープランナーを目指した。

その道では正直、自分でも驚くほどにフィットしているし、楽しくやれている。

というよりは、誤解を恐れずにいうと、楽な毎日を送れている。

だけど、そんな「甘え」のような状態は、自分の成長を静止させていると感じた。

そこで、久しぶりに何かを身につけたいという想いに駆られ、ついにこんな本を読んだ。

クリエイティブ、クリエイティビティとはいったいなんなのか?

絵を描けない、文章を書けない、そんな僕には全く似合わないような領域。

でも、多くのことをこの本から学んだ結果、僕の考えは大きく変化した。それをまとめます。

ロジカリティとクリエイティビティ

僕は自分がこれまでに持っていたスキルを、正直自分で全く理解していなかった。

それもそのはずで、スキルはさまざまなものがあり、それらは相反する、全く別の要素によって組み立てられている。

僕が得意だったのは、「速やかにゴールを定め、そこまでの道のりをイメージする」能力。

要するに、誰よりも速いスピードで、ある程度の精度を持った結論を決めて、アウトプットする力。

これは「どんなことでも理解できる適応力」と、これまでに培ったフレームワークあってこその代物で、センスと努力によって形成されたものだと考えている。

これを僕は、「ロジカリティ」なマインドセットして、理解することができた。

では、「クリエイティビティ」とはなにか?

ある種、僕の持つ能力を全て否定するものが、「クリエイティビティ」である。

創造性と書くそのスキルは、まさしく漢字の通りで、「創造」するマインドセット。

これは本書の中で様々に語られた事例の全てが物語っているのだが、「答えがすぐに見つかることはあり得ない」。

ライト兄弟が飛行機を飛ばすために何度も失敗したように、エジソンが成功までの間に実験を繰り返したように、「創造」はまだない正解へ辿り着くためのマインドセットなのだ。

・答えがわからないから、試してみる
・新しい発想の刺激をたくさん集める
・失敗を成功への一歩として捉える

僕が持っている(重要だと思っている)能力とは全く逆の、考え方を持って取り組むものが「クリエイティビティ」なのだ。

そして、僕に「クリエイティビティ」のセンスなどがあるかどうか?

その答えもまた、「ある」なのだ。

もしも僕がこの「クリエイティビティ」を身につけたとき、それはある種、異形な何かとして、僕の力になると感じている。

ただ、今後この能力を培っていくために必要な取り組み方は、「加算」ではなく、「乗算」であることも理解できた。

ロジカリティを持つ僕に、クリエイティビティを培うことはできない。

ロジカリティを持つ僕とは別に、クリエイティビティを持つ自分を養う必要がある。

そうして、状況や役割に応じ、頭のマインドセットを切り替えることで、誰にも負けないイノベーションを作っていくことができるのだ。

とりあえず僕が「クリエイティビティ」な自分を養うためにやることは、「多くに触れる」ことだと思う。

ロジカリティを捨てた僕で、さまざまな事柄に好奇心と関心を持って触れ合い、過去のアイディアを感じる。

そして、そこから思いついた発想、まさに「クリエイティブ」を実際にアウトプットし、トライアンドエラーを重ねていくしかないのだ。

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