これまでと、これから。

久しくnoteも投稿してなかったが、今日という1日は自分にとって大きな節目となり、「これまでと、これから」を考えることになった。

頭の中で整理をしたこの議題について、しっかりと書き残したい。


今日、会社の期を締める会で、
僕は新人賞をもらうことができた。

まずは、この賞をもらうに当たって支えになってくれた、自分を焦らせてくれて成長させてくれた同期と、何もできない自分と仕事をしてくれた先輩方、そして自分を育ててくれた上長に感謝の想いが止まらない。

本当にありがとうございます。

これはただ書くだけだと決まり文句のようになるから補足するけれど、本音でそう感じているし、そう感じられるからこそ自分は新人賞を取れたのだと思っている。


「これまで」

昨年の1年間、新卒として過ごした期間をしっかりとレビューしたい。

まず、この1年間は自分にとって、100%を成長に充てることができた。

結果という面において、僕には誰一人期待をしていなかったし、尻拭いをしてもらいながら、何でもかんでもチャレンジさせてくれた。

経験に対するインプット量は明らかに少なかったし、目の前のことをやり切ることに必死だった。

ただ、それほどまでに仕事を任せてくれて、それをどんなに効率や質が悪いとしても、最後までやらせてくれたからこそ、今の自分がいる。

1年目では普通ありえないほどの、経験値。


そして、自分が新人賞をもらえたことに関して、今後の成長に繋げる上での課題を考えた。

この仕事はチームでやるものだからこそ、新卒1年目の段階では曖昧ではあるが、それぞれが役割や目指すものに挑戦していた。

・数字をつくる「営業」
・企画を考える「プランナー」
・実行する「プロデューサー」

デザイナーやエンジニアなど、クリエイターももちろんいるが、その話はまた別領域になるので、この話では割愛する。

僕が新人賞を取れた理由は、自分の目指すものが「プロデューサー」だったからだ。

この3つの役割の中で、プロデューサーだけが唯一「過程」を求められる。

対して、営業は数字を、プランナーは面白い企画を、「結果」を求められる役割だ。

当たり前の話だが、1年目から数字をつくることや企画を生み出すことは、簡単にできることではない。

プロデューサーは他役割に比べて、明確にできなければいけないことや、やらなければいけないことが多いと思っている。

ただ、そのぶん1年目から活躍できる役割でもある。

もちろんただそれだけが理由ではないとわかっているが、全く別の目標や求められるものに対してぶつかってきた人間の中で、明らかに自分は有利だったと思う。

このことからわかる今後の課題は、いかにプロデューサーとして「結果」に貢献できるかだ。

この課題をもとに、「これから」について話していきたい。


「これから」

次のステップは、当たり前のように成長をしていくなかで、「結果」を出していかなければならない。

そうなると今度は、自分の目指すところでは不利な戦場となるだろう。

プランナーが出した最高の企画を、営業は提案で数字にし、プロデューサーが実行する。

この3つの役割を全員が同期でやったとき、1番評価されるのは誰だろうか?

間違いなく、営業とプランナーだ。

そのプランナーがいなければ実現しなかったし、営業には数字がつく。

「結果」が求められるシビアなレイヤーで、ただ実行するだけのプロデューサーに、陽の目が当たることはあるのか。

いや、ただの実行者では絶対に評価されないし、全く貢献できていない。

今後の僕に求められるものは、当たり前のことを当たり前のようにやりながら、いかに「結果」に貢献することができるか。

この結論に対して、自分という人間の得意不得意やポテンシャルを加味した上で、これから身につけるべきこと、意識すべきことを考えてみた。

①伝える表現スキルの強化

プランナーが考えた企画は、ただ面白いだけではなく、裏では様々なロジックのうえで成り立っている。

課題に対する理想の明確化、
それによる目標設定、
そして目標達成を可能とする企画。

プランナーが出したアイディアを、企画として成立させるためにプロデューサーができることは、そのロジック組み立てによる、表現。

どんなにいいアイディアでも、その表現がただの「面白そうなもの」であれば、意味はない。

なぜこのアイディアは素晴らしいのか。
何を解決してくれるのか。
どう目標を達成させるのか。

そのロジックを定量的なデータやフレームワークを用いて表現することで、企画は成立する。

これは企画を考案するにあたって必要不可欠なことであり、自分が得意とする領域だと思う。

②誰からも頼られる信頼感

プランナーや営業、そしてクリエイターがそれぞれの領域で最大限の力を発揮できるように、プロデューサーはその他の全てを補填すべき存在でありながら、全てに精通していなくてはならない。

誰よりも分からないことがあってはいけない。

他役割のメンバーが最大限の力を発揮させるためには、それぞれの視点を強く持つ必要があるのに対して、プロデューサーはその全てを理解し、考慮する必要がある。

要するに、多重人格を持つ必要がある。

誰かの目線に偏るプロデューサーになってはいけないし、その全てを中途半端にしてはいけない。

多種多様な考え方を加味したうえで、その最適解を導き出し、それをメンバーに認めてもらうには、頼られる存在でならなくてはならない。

そのための膨大なインプットや、相互理解の努力は、マストで行うべきことだろう。

③誰よりも鋭く尖る

これはプロデューサーという役割において、あまりいい考え方ではないかもしれない。

ただ、プロデューサーとしてより良い「結果」を残すためには、誰よりも鋭く尖っていなくてはならない。

俺が1番できるんだ、俺の言うことに間違いはない、俺の努力は誰にも劣らない。

そう思うことに自信がなくなることは、最も知識量を求められ、やるべきとや考えるべきことの多いプロデューサーとして、あってならない。

コミュニケーションにおいて鋭く尖る必要はない。

ただ、丸くなってはいけない。自分の成長力と能力、そして役割に対して鋭く尖る。


少し長くなったが、こんなところだろう。


謙虚なんて可愛い言葉は抜きにして、真顔で自分には何もかもが足りていない。

自分の持っているカードを最適な場面で切りながら、足りないカードは都度補填する。

ただそれを繰り返し、実行することが、今後の自分には必要になると考えています。

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