内山昂輝の1クール!が好き

文化放送超A&G+で日曜22:30から放送中のラジオ番組「内山昂輝の1クール!」が好き、というお話。

内山昂輝の1クール!

この番組は、声優の内山昂輝さんが映画や海外サッカーなど、主にご自身の趣味について語る30分のラジオ番組です。

2015年1月に放送が始まり、放送時間や番組名の変更、さらには文化放送地上波での放送を経ながら2021年で6年目に突入。

放送は文化放送超A&G+で聴取できるほか、ポッドキャストでの配信やYoutubeの文化放送エクステンドチャンネルでも配信されています。
特に、文化放送ポッドキャストQRでは放送開始第1回からすべてのエピソードが無料配信されています。

主なコーナー

1クール!にはいくつかコーナーがありますが、代表的なものをあげます。

・ムビログ
内山さんが最近観た映画についてひたすら語るコーナー。年末には、その年に観た映画をランキング形式で紹介しています。
オープニングもそこそこに、丸々このコーナーに費やすこともしばしば。

このコーナー聴くと、フリートークや他のコーナーから感じられる内山さんとは明らかに熱量が違うことが分かります。映画について語る内山さんは本当に楽しそうで、生活の一部に溶け込んでいるのだと感じます。

私は映画に詳しくありませんが、パーソナリティが好きなものをひたすら語るのを聴くのはとても楽しく、これもラジオの醍醐味かなと思います。

・お悩みプロファイル
リスナーから寄せられたお悩みを分析するコーナー。

重要なのが、お悩み解決ではなくあくまで分析することが目的ということ。
リスナーが提示してきた事実に基づいて状況を整理して、淡々と自身の意見を述べたり、アイディアを提案したりしていきます。

このコーナーはムビログとは別の意味で、内山さんの性格をよくうかがうことができるコーナーだと思っています。

中学生くらいの女性リスナーからの恋愛相談や、詳細な情報が分からない相談など、自身の経験から意見を述べることが難しいときには、きっぱり「よく分かりませんね」と返答することもあります。

また、リスナーに対してドライすぎる返答をすることもありますが、リスナーに寄りすぎない内山さんのラジオスタイルがよく表れているなと思います。

人生
ここ最近の一番新しいコーナーで、リスナーの生活リズム(何時に起床、何時に仕事など)の詳細を教えてもらうもの。

実はこのコーナーは、内山さんの不眠が発端になっていることが最近の放送で明かされていました。
そのせいか、睡眠時間にはほぼ必ず言及し、ご自身も生活リズムを改善しようとされているようです。

番組内で花粉症や喉の調子の話をされることはよくありますが、不眠の話が衝撃で、勝手に内山さんの繊細な部分を知った気になったのを覚えています。

ラジオパーソナリティ内山昂輝

ラジオの一つの形として、パーソナリティとリスナーがお互いに球を投げあって、そこに両者の関係性が出来上がっていくものがあると思っています。

一方で、1クール!はそうではなくて、パーソナリティが好きなことをひたすら語り、それにリスナーがついていく番組だと思っていますし、私はそういう楽しみ方をしています。

そういう意味で、先に挙げた「ムビログ」や「お悩みプロファイル」のコーナーはこの番組や、内山さん自身を体現したようなものと言えます。

また、このラジオスタイルが成立しているのは、内山さんの物事に対する価値観や判断の軸になるものが確立されているからこそだと感じています。
それも、この姿勢が番組開始当初から一貫しているのですから尊敬してしまいます。
そんな内山さんの番組だからこそ、飽きずに聴き続けている自分がいるのだと思います。

内山さん自身も学生時代からのラジオっ子であり、試験勉強のお供に深夜ラジオを聴いていたというお話も何度かされています。

番組内でご自身の出演作品のお話をほとんどされなかったり、ポッドキャストで手軽に聴取できるようになったりしているのは、内山さんのラジオ観にも根ざしているようです。
(過去にそうしたお話をされていたのを記憶していますが、いつの回だったかまでは覚えていません)

おわりに

毎週楽しみにしている1クール!ですが、一つだけ要望があるとすれば、番組に対してリスナーからお金を使わせてほしいということです。

放送回数は既に300回を超えているものの、イベントや番組グッズの制作などはこれまでになく(ステッカーを作成し、リスナーへ配布することはありました)、何かしらの形で番組に貢献したいという気持ちはありますが、それを実現する手段がなくもどかしく思っているところです。

ただ、これも内山さんの意向であるなら、やむなしかなとも思います。そうであるならば、放送を聴いたりメールを送ったりすることが一番の番組への貢献になるでしょうか。

昨年来より、内山さんがnoteを開始するとの話が持ち上がっていて、こちらも気になっているところですが気長に待ちましょう。



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