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情報格差は健康格差に〜子どもたちが自分らしく生きていくために〜

こんにちは。あっという間に5月になりましたね。

ゴールデンウィークをどのように過ごされましたか?

今回の執筆担当のななみは、ほんの少し遠出を楽しみました。

さて、今回は、4月27日の第4回講義の内容をご紹介します。アーカイブもありますので、そちらもぜひご覧ください!

今回は性の悩みに日々向き合い、様々な活動を行っている2人の先生が来てくれました!

講師紹介

鈴木怜那先生
薬剤師/ 思春期保健相談士/ sportファーマシスト/
一般社団法人SRHR  pharmacy PROject 代表

船津裕子先生
婦人科クリニックにて薬剤師 / 思春期保健相談士/
一般社団法人SRHR  pharmacy PROject アドバイザー/
NPO法人女性医療ネットワーク 副理事長 /
一般社団法人富士子ども若者サポートwith 理事 /
富士特別支援学校富士東分校  学校運営協議会委員


“ちゃんと知って欲しい“

性のこと、からだの権利のこと、特性のこと…
2人のお話からは、自分らしく生きて欲しいという想いを強く感じます。


それでは、さっそく講義を受けていきましょう!

SRHRって?ー1.SRHRが侵害される社会ー

講師:鈴木怜那先生

SRHRという言葉をみなさんは聞いたことがありますか?

SRHRとは・・・
「性と生殖の健康と権利」のこと。
生まれながらに誰もが持っている権利をサポートする考え方の一つです。

自分の人生は自分で決めることができ、誰かに左右されることなく選択できることが大切ですが、日本においては難しい現状があります。

なぜ、日本ではSRHRが侵害されやすいのでしょうか。
20代後半の自分を想像してみてください。
このような声が聞こえてきませんか?

家族や友人などからそう聞かれた時、何を思うでしょうか。
このような質問は、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまっているかもしれません。
日本では特に20代、30代の方が受けることの多いという質問。

日本では、これらの発言は世間話という感覚を
持っている人も少なくありせん。

一方で、個人の権利感覚・意識の高い諸外国では、それらの発言を良くないとする雰囲気があります。

SRHRって?ー2.自分のからだは自分のものー

SRHR(セクシュアル リプロダクティブ ヘルスアンドライツ)には、具体的にどのようなことが書かれているのでしょうか。

「自分のからだは自分のものとして、プライバシーや自己決定が尊重されること」
「子どもをいつもつかもたないか、いつ子どもを持つか、何人もつかを決められること」

などが書かれています。一つ一つどのような権利が書かれているのか見ていただければと思います。

まとめると、
自分のからだは自分のもの。プライバシーが守られ、差別や強制、暴力などを受けず、自己決定が尊重される

という考えです。

鈴木先生は、「この考えを当たり前にしていくために、薬局から伝えていきたい」との想いで活動されています。

そして、ユース世代にヘルスケアのサポートを届けていかなければならないと語ります。
なぜなら、特に男性は、学校教育を受けている期間でないと、ヘルスケアのサポートを受ける機会に出会いにくくなるからです。


SRHRって?ー3.日本の現状・課題ー

日本はSRHRが侵害されやすいと先述しましたが、あるデータを通して、日本の置かれている現状を考えていきたいと思います。

上記のデータは世界男女平等ランキングで、日本は116位。
この順位に位置していることは何を示しているのでしょうか。

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