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【職員室にいるあなたにもできる味方表明!】MtF先生が教えるALLYになる3つのコツ

こんにちは、運営のひよです。日に日に寒くなってきていますね。

暖房をつけてもベッドから離脱することが難しい季節が続きます。

今回は12月17日の第5期 第3回目の講義についてまとめております。

アーカイブもありますので、ぜひご覧ください。

今回登壇してくださった先生は、愛知県内の公立中学校教員をしているトランス女性の浦田幸奈先生です。

浦田 幸奈 先生
愛知県の公立中学校教員
教科は数学
右利き

SOGIについて


本題に入る前に、用語の確認をしましょう。
用語は時代社会情勢で変化しますから、どんな文脈で使われている言葉なのか、定義を理解することはとても重要です。

『LGBTQ+』という言葉は、最近よく耳にするようになりましたね。

講師の浦田先生は、浦田先生は男性として生まれ、性自認が女性トランス女性
(MtF)
を自認されています。

トランスジェンダーは、その性自認と身体的な性が一致せず、違和を感じている人のことを指します。


では、SOGIという言葉はどうでしょうか。
あるいはもう少し長くして、『SOGIESC』といったりもします。

SOGIとはSexul Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)の頭文字です。

性的指向とは、好きになる性
性自認とは、自分の心の性のこと。

ESCはGender Expression と Sex Characteristics、つまり性表現身体的性も含まれています。

しかし身体的性も内性器、外性器、遺伝子で見ると、男女とも二元的に表現することは難しいです。

SOGIは誰もが持っているもので、セクシャルマイノリティに限らず、シスジェンダー(自身の性に違和感がない人)やヘテロセクシュアル(異性愛)も同様です。

セクシュアリティはすべての人が有しているものなんです。

なのでLGBTQ+というセクシャルマイノリティに限定した表現から、最近は包括的なSOGIと表現するところも増えてきました。

国連でも使われています。


一人一人、性のあり方は多様です。


セクシャルマイノリティに限らず、シスジェンダー(自身の性に違和感がない人)やヘテロセクシュアル(異性愛)も同様です。

一括りにされているように見えるかもしれませんが、一つの個性です。

ですから、「性のあり方はグラデーション」であると浦田先生はいいます。

が好きといっても、新緑の緑と、エメラルドグリーンが異なるように、セクシュアリティも多様なのです。

知らないから見えていない


用語の確認をしたところで、皆さんはセクシャルマイノリティの方と会ったことはありますか?


1人、2人、3人。あるいは0人?

「自分の周りにはあんまりいないなぁ」と思った方もいるかもしれません。

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