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板野純也さんの足守メロンのこと

岡山市ギリギリ北区。
足守地区、メロン団地。

品種名:アールス・フェボリット
ブランド名:足守メロン

ガラス温室で育てており、隔離床栽培を採用している。
減農薬で育てている。

メロンの一生

温度、湿度を徹底管理された温室の中はメロンの為だけの空間。
人間のことは全く考えてない。夏は地獄のように熱い…らしい。

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温室に入るとむわっとした生暖かい風と土や肥料の匂い、生きている草の匂いがする。
僕はたまらなく好き。


温室がいくつもあり、それぞれメロンの生育をずらしている為、メロンの一生を順を追って見ていくことができる。
メロンが出荷されるまで4ヶ月かかる。
温室をバラバラにしている為、メロンの一生を30分で体験できる。

種から芽が出て
若葉が育ち

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花が咲き、果実が成る
果実を間引きながら2つだけ残す

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生育が進むにつれて果皮がひび割れる
ひび割れた果皮を修復しようとして出来る網目がアールスフェボリットの特徴

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この網目は人間でいう『かさぶた』らしい

1つの苗に2つの果実が成っているが最終1つだけにする
形、大きさ、傷などを比較し、より良いものだけが残る。過酷なメロン界。
一木一果(いちぼくいっか)とも言われている。

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1つの苗に1つの果実しか成らない
メロンが高級な理由の1つだ。

メロン王子

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板野純也さんは喋る農家さんだ。
喋る理由は明確。
足守を盛り上げたいから。
自分をメロン王子と称し、キャラクターになることで認知度を上げ
自分だけが得するのではなく、足守という地名のブランド価値を上げたいという想いがある。
僕たちのようなお店に『メロンではなく足守メロンと表示して欲しい』と必ず言われている。
『全員で勝つ』
だからこそ板野さんを応援したいと思うのです。

高いには理由がある、伝える

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メロンの種は毎回買っていて、決して安くはないその苗からは1つしか果実ができない。

果実1つ出来るまでに4か月かかる。

温度と湿度を徹底的に調整している温室は燃料代がとてつもなくかかる。

毎日状態を見ながらメロンと真剣勝負。

時間とお金と想いが計り知れなく詰まった1玉。
知れば知るほど適正価格が正しく付けれているのか不安になる。
きちんと伝えていこうと背筋が伸びました。

モアフルでもメロンを購入できるのでみんなに美味しいメロンを体験して欲しい。

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