【軍歴証明】第2話:申請書が届いた。

前回からの続き。

県庁からの折り返しの電話の内容は、こんなかんじだった。

「おじいさまと大叔父さまの兵籍簿、ございました!
大叔父さまの申請はリサさんのお父様からしかできないので、2名分、お父様からの申請の方が二度手間にならないし…それでよろしいですかね?」

「はい!」(←父親には確認を取っていない)
「申請書を書くのは、わたしが代筆できますか?」

親に最低限の手間しかかけさせたくないのと、
あと、軍歴証明なんて人生に1度申請するかしないかの機会なので、自分で書きたいと思っていた。

「では、申請書はリサ様の方に郵送します。
ただ、軍歴証明は申請者の住所にお送りすることになりますが、よろしいですか?」

「はい!」

続いて、必要書類の確認になった。

①祖父と大叔父が兄弟関係であることが証明できる戸籍
②祖父と父が血縁関係(親子)であることが証明できる戸籍
③申請者(父)の身分証明書(免許証等)のコピー

①と②の「戸籍」は『原本』である必要がある、とのこと。
写しだと、数枚に渡る戸籍のうちの一部だけ、という可能性があるから、というのがその理由だそうだ。

②は父が世帯主の戸籍を取ってもらえればOKだが、
①は、祖父たちの父親(わたしから見て曾祖父)が世帯主の戸籍…。

あの古い戸籍は、原本だったっけ??
記憶がうろ覚えだった。

車で片道45分かけて取りに行った戸籍。
まさか原本を捨ててるはずはない。人並みに真面目なうちの親に限って。

いずれにせよ、県庁との電話を終えた後、父親に確認することとした。

期待通り、古い戸籍は残っていた。

県庁に問い合わせを入れる前に、両親には「軍歴証明と取ります。」と宣言しており、
おそらく、変な趣味の娘に育ったなぁ…と思われつつ、すべての書類を送付してくれることとなった。

県庁の方と電話で話したのが、木曜日。
翌週月曜日に、岐阜県庁から封筒が届いた。

ででーーーん!

超・絶・丁・寧!!!



申請者、対象者でキチンと色分けされたマーカー。
注意書きの付箋は、タイプされた紙が貼られている。
(わたしだったら、手書きで直接付箋に書いちゃう…)

案内状はなく、これ1枚だったが、十分すぎる。

ありがとぅ~、岐阜県庁の方!

その2~3日後、実家からも必要書類が届く。

これで役者はそろったぜ。

(続く)

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