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今日の判例

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記事一覧

6.天皇コラージュ事件

すっかり忘れてました笑
継続は力なり。頑張ります(反省)

今回は憲法判例。
表現の自由に関する問題です。

では概要

【概要】
昭和天皇の肖像と女性のヌード等を組み合わせた作品等を富山県立の美術館が購入し、展示し、図録に掲載していたが、抗議活動が次々と起きた事を受け、富山県教育委員会は、本作品を譲渡し、図録を焼却することを決定した。そこで、本作品の作者や閲覧希望者が、富山県と富山県教育委員会委

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5.銀座ホステス枕営業判決

5回目です。
今日はちょっと気分を変えて有名判例ではなく世間を騒がせたとんでも判決を紹介。

【概要】
この裁判は、銀座のクラブのママが客の男性と約7年間にわたり不倫していたとして、男性の妻がママを相手取り400万円の損害賠償を求めていた。

 男性も裁判所に提出した陳述書で「平成17年8月ごろ、店が終わってママと2人で食事し、2人でホテルに入って初めて関係を持った。結婚後初めて妻以外の女性と

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4.表見代理:基本代理権

早いもので四回目ですね。

多分誰も読んでないだろうけど続けますわ笑

今回問題になるのは民法総則の代理のところね。

滅茶滅茶大事(宮迫風)
では概要いきます。

【概要】
登場人物は、A会社、勧誘員Y、長男S、お客様Xです。A会社の業務は、勧誘外交員を使って一般人を勧誘して、金融機関の預金より高い利息で金員を借り受け、高利で貸し付けを行うことでした。Yはその勧誘員でした。ところが、Yは、健康上

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3.朝日訴訟

さぁさぁ、お立ち会いお立ち会い。
3回目のテーマは朝日訴訟。憲法の社会権を学べば確実に出てくる判例さ。

それではさっそく事件概要

【概要】
結核患者である原告は、日本国政府から一カ月600円の生活保護給付金と医療扶助を受領して、国立岡山療養所で生活していたが、月々600円での生活は無理であり、保護給付金の増額を求めた。

1956年(昭和31年)、津山市の福祉事務所は、原告の兄に対し月1,

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2.栃木実父殺し事件

第二回です。
今回は栃木実父殺し事件。
いや〜この事件は本当に酷いです。しかも酷いのは加害者ではなく被害者の方。殺人という点では加害者が酷いのは勿論なんだが、被害者はそれを上回る酷さで、裁判官もコレは殺されてもしゃーないやろ…と思った事によって色々ミラクルが起こった事件です。

では事件概要。ちょっと長いですが…これはもうちょっとした小説ですね。

【概要】
1968年(昭和43年)10月5日午後

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1.勘違い騎士道事件

今日の判例というコーナーを始めようと思う。
実はぼく、こう見えても司法試験合格するを夢見る若き法學徒でごさいます。
しかし、根からの怠惰がために遅々として勉学は捗らない。
変わりたい変わらねばという事で、本日から判例を1日一つづつ取り上げて紹介しようと思う。
有名判例を中心に面白判例とんでも判例に独自考察も付けれると良いかなと。先に断っておくと、ただの学生だし、色々お粗末なところはあると思うけど、

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