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「自分を肯定してくれる環境づくり」の失敗

8月3日。
同棲は、案の定解消した。

お互いに自分のことで精一杯だった。
支え合うとか、ほど遠い話しだった。

わたしは、自分のことを肯定してくれる環境が必要だった。
社会のレールから外れている、わたしの生き方を肯定してくれる人に、囲まれたかった。

そうしないと、自分を能力を活かすことができなかった。

しかし、失敗した。

その環境をつくるために「わたしから与える」ことができなかった。
与えられることばかり、求めていた。

心の余裕を持てなかった。

環境づくりの失敗は、お金だ

わたしは今年の6月から、フリーランスとして活動を始めている。

しかし事前の準備が悪く、お金の工面に苦労している。

会社勤めをしていたので、今年からは自分で税金や社会保障費を払わないといけない。

毎月数万円の支払いが求められる。

それが大きな負担となった。

フリーランスとして請け負ったイラストの作成などは、支払いされるまで期間があいてしまう。

中には連絡がつかず、未払いの案件も。

わたしは急遽、派遣の販売バイトをすることに踏み切った。

一日中、立ち仕事は疲れる。
満員電車も、毎回変わる職場も、わたしは振り回されていた。

本業のはずの仕事が、どんどん疎かになっていくことへの焦りが募る。

それが不安となって、大切にしないといけない人を責めてしまった。

顔を合わせるたびに、喧嘩した。

彼も、お金がなかった。
わたしも、お金がなかった。

余裕がなかった。

環境づくりは、じぶんを立て直してから

8月16日。
札幌の実家に帰ることにした。

いつまでも東京で振り回されているのは、やめる。

当初のフリーランスとしての活動ができないのは致命的なので、いったんじぶんを立て直すことに専念する。

それまでは宿を転々としたり、親戚の家にお邪魔して過ごす。

叔父さんには、ほんとうに感謝。

「自分のことを肯定してくれる人に囲まれる環境」
それをつくるのは、わたし自身が余裕を持てるようになってから。

そうしたら今度は、わたしが与えてあげる側になろう。

この経験も、与えてあげるための糧になるのだ。

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