先日、12月23日に33歳になりました。 自分の誕生日といえば、天皇誕生日で休みが当たり前だったので、ここ何年かは平日の誕生日に慣れません。ただ、毎年誕生日の頃には1年を振り返る機会になるので、この記事で振り返ることにします。 ※書いてみたら文字だらけで退屈だったので、内容とは関係ない天草旅行(後述)の写真を挟み込んでいます 2021年は人生の中で間違いなく印象に残る年2021年は、私の人生の中でも忘れられない1年になりました。次男が誕生し、父が天国に旅立ちました。そし
1999年。この年は妙にざわついていたのを今でも覚えている。ノストラダムス、アンゴルモア、恐怖の大王。とにかく世界が終わるらしかった。 1999年7か月、空から恐怖の大王が来るだろう、アンゴルモアの大王を蘇らせ、マルスの前後に首尾よく支配するために。 ノストラダムス『予言集』(百詩篇)の第10巻72番 より 当時の僕は、何故かうちにあったノストラダムスの予言に関する本を読みながら「んなわけなかろうもん」と「本当だったらどうしよう」の狭間を彷徨う健気な小学校高学年だった。
僕の人生には事件が起きない。 そんな本のタイトルを書店で見たとき、かつて輪るピングドラムというアニメの中でペンギンの女王が放った「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」というセリフを聞いたときの、胸のあたりがもやりとする感覚を思い出した。 成功者の多くは一回どん底に落ちて失うものがないから大胆な行動ができるとか、はたまたリスクをとっても大丈夫な環境が生まれながらにある(不幸なのか幸せなのかどっちかにしてくれ)とか、要するに「事件的」で「スペシャル」な何かが自分にはない