黄金のレガシーはええんやでの範囲を超えてる※ネガティブ感想

黄金のレガシーはユーザーが開発に「ええんやで」してきた結果

開発が遅れても、バグがあっても、各ジョブ調整に致命的な欠点があっても
開発側がちょっと声明だしたり涙を流せば「声明出すなんて誠実」「ええんやで」ってヨシヨシしてきた結果、開発側はそんなユーザーの質にあわせて「こんなもんでええか」っていうのを出してきたに過ぎない
黄金のレガシーの感想はこれに集約される。
以下つらつらとプレイ中の感想を書いてますが、ネガティブな感想になるので読みたくない人は読まないでください。

プレイヤーキャラがいつも以上に主体性がない

これは自分がメインで英雄ポジションじゃないとヤダヤダ!と言ってるわけじゃないです。
ウクラマトの成長物語であっても、ミニゲームでヒカセンもアルパカを捕まえたりできて(時間制限があって、ウクラマトより早く捕まえるか遅く捕まえるかでセリフが少し変わる。もし捕まえられなくてもカットシーンでヒカセンが捕まえるシーンが入ることでフォロー)最後にもらえるマウントは自分がその時捕まえたアルパカです!だと嬉しいじゃないですか。
料理対決も集めてカットシーンで終わり!じゃなくて、例えばFF9でエーコがご飯をつくったときみたいに選択肢が出て、どれからいれる?とか、火の具合をみてみよう!みたいなミニゲームがあったらどれだけよかったか。

…余談だけどFF14はミニゲームが「尾行」「ズームしてよく観察しよう」という定食状態で、さすがに黄金のレガシーで新しいのくるかと思ったらなにもこないまま定食だけ出してきたのはさすがにひいた

ソリューション9の観光クエストもただスフェーンとウクラマトのあとをついていくだけ。唯一飯をどれにするかって選択肢はあるけど、それ以外はただスフェーンが案内するのを聞いてるだけでなにも質問しない。めちゃくちゃ興味なさそうな態度で逆に面白くなってくる。

今回、メインクエでヒカセンの主体性は完全に奪われていて、ただただウクラマトの言うとおりに従って自分からなにかを発見することはない。ウクラマトが発見、指示しない場合は暁の他メンバーが発見し、指示するのでそれにそって動くだけ。
キャラクターがヒカセンに発言を求めて返した時も、よくわからない顔エモートのみがたびたびあったのも「ヒカセンの主体性は求めてないけどハブるとプレイヤーがうるさいから一応聞いときましたw」みたいな開発側の顔がちらついてなんともいえない

てか今回のヒカセン、冒険者なのにどこ行っても特にワクワクしてないよね。後方腕組でツワモノ感だすよりウクラマトと一緒にはしゃぐ感じの選択肢が随所にあってもよかったでしょ。ヒカセンにとっては知らない土地に来たのに勝手知ったるみたいな落ち着きようで、強くてニューゲームで来た世界線のヒカセンか?って思ったよ

登場人物全員、未来をしってるような行動

バクージャジャが封印を解放したり、ウクラマトの実の父親を誘拐したにも関わらず、登場人物全員そんなバクージャジャの行動に対して憤りや嫌悪を対して見せることなく「ええんやで」としたのは【バクージャジャは改心しトライヨラのピンチにかけつける】のを知ってるから

それに対して、登場人物全員がゾラージャに対しては無関心で次の王お披露目の時に誰もかれもがゾラージャに無関心で、その癖ゾラージャの行動や態度は許さず、度々その考えがいかに許せないかと主張するのは【ゾラージャはなにをしようが敵になって倒す】のを知っているから

コーナに対しての行動や発言を暁の面々が不快感なく温かい目で見るのも【コーナは理王になる】のがわかってるからで、料理対決でウクラマトとコーナが組んだのも、この二人が王になるのを知ってるから

ウクラマトが終末もこなかった平和なトライヨラにたいしてずっと「平和がいい」っていうのも、まるで平和じゃなくなるのを知ってるかのようで気持ち悪い。

永久人が物分かりよい発言するのも、スフェーンがシャットダウンされたことにたいして怒ることなく逆に謝ってくるのも、今後のパッチで打開策がみつかっていい感じにまとまることを知ってるからな気がしてならない

「AとBが同じ悪い行動をしたとして、Aはあとで仲間になると作者が決めてる場合は作中人物もまるでそれを知ってるかのようにAは咎めず、Bだけ咎める。作者が知ってる未来を作中人物は本来しらないのに、その視点が欠けがている作品が多い。」という発言がXで話題になってたが、黄金のレガシーはそういうのが感じられるのが非常に多かった。

知るのはいつも土壇場で、知っても自分の意見が最優先

ウクラマトは毎回口癖のように「知りたい」っていうけど、知りたいって思うのはいつも土壇場なのはなんでだろう。夏休みの宿題を最終日にやるタイプなのか?
王位継承中に知ることの大切さをしったらしいから、それはいい。
ただ知ることの大切さを知った後も、国が攻められるまでゾラージャのことを知ろうとしなかったのもまるで夏休みの宿題を思い出して慌ててやるみたいに見える。
そしてウクラマトが知ってどうしたかっていうと「自分が気に入った文化はそのまま残して、気に入らないのは潰す」だった。
「あなたたちの文化や信仰は野蛮で私の価値観にそぐわないのでやめましょう」っていうのエゴがすごいんだわ

グルージャが成長してウクラマトと相反する考えをもったら全力で叩き潰して否定してきそうな片鱗が見える(グルージャは自分の意思をもつことなくウクラマトの傀儡で終わるだろうからそんな心配はいらないけど)

ゲームで遊んでるのではなく、動く小説をみてるだけ。そのくせコストがかかりそうなカットシーンはない。

カットシーンの多様で時間を稼いでるのだろうけど、もうちょっとなんとかならなかったですか?
料理を食べるシーンでたびたび暗転し音だけになるの「は??」ってなりました。グラアプデしました!表情がすごくなったんですよ~!って意気揚々というなら飯を食べるシーンもちゃんと気合い入れてくださいよ。暗転で音だけ聞かせて「美味しかった?感想聞かせて?」って選択肢でるの意味不明すぎる。食べてる顔見せろよ。
キャラ全員が引きで歩き出すところまで毎回ご丁寧にカットシーンにいれといて飯食うところは暗転してごまかします~ってなかなかできるもんじゃないですよ、すごいですね。
汽車に乗るのをカットシーンで済ませたのは汽車の中にヒカセンが乗って自由に歩き回れるようにするのがめんどうだから、カットシーンにしちゃえばいいか!っていうのにしかみえない

オアズケが多すぎる

①タコス食べるぞ→食べれません!
②黄金郷の入り口みつけた!→入れませんw引き返しま~す!
③バッファローみたいなのに乗る!→すぐには乗れませんww
④汽車に乗るために手伝って!→汽車壊れたから乗れません!wあとでカットシーンでのせてやるよw
⑤最終エリア→フライングマウント解放したときにはエリア全体風景かわってまっくらになりま~すw

これもうただの嫌がらせだろ
クイズ番組とかの「答えはCMのあと!」が連発されたような不快感しかないしそれで乗れたり行けたりしても感動はまったくなかったし、進めること自体どうでもよくなってきてた。

エンディング

エンディングをみて知ったのはウクラマトはアレクサンドリアもゾラージャもどうでもよかったんだって。これちょっとショックだった。
街の中に石碑を置くシーンで、記録を残すためにアレクサンドリアにいった石碑も用意するのかとおもったらそんなことなかった。
あとエレンヴィルがグリーナーをやめるっていうのをヒカセンに言いたくなさそうだったのもちょっとショックだった。所詮ヒカセンは主体性のないただの暴力装置だから言う必要なんてないもんな。お前がきっかけで巻き込まれたんだぞ。

テーマ

黄金のレガシーは「家族」もテーマの一つなんだろうけど描写が雑すぎて感動もなにもなかった。ゾラージャがいなくなっても実の父親のグルージャジャは気にもしない、ウクラマトやコーナもまったく気にかけない。ゾラージャがなんであんなにコンプレックスをかかえてしまったのかも雑。家族に血のつながりは関係ないって言ってウクラマトが急に血のつながりが大事な外見を言い始めたのあまりに雑。ただ説明不足で雑なのを考察とか行間とかいってプレイヤーに投げるのやめてほしい。マルチエンディングならまだしもプレイヤーは一切介入できない一本道ストーリーなんだからせめてそこらへんの説明は「わからないユーザーはバカ」みたいな雑な作りするな

ほかにもジョブ調整とかいろいろいいたいことはあるけど、とりとめなくなったのでここまで。

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