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2023年12月30日

こんばんは。
今年も一年おつかれさまでした。

今年は人生で初めて、帰省せずに東京で過ごす年末年始です。

いつもは帰省の時の空港で、こういった一年の振り返りのようなものを書いていたのですが、
今日はいつもの帰りの電車で。

2023年、私的テーマは
「オーラ」

目には見えないけど、ある人からは感じる、「オーラ」って一体なんなんだろう?
「オーラのある人」になりたい。
という思いから、このテーマに決めました。

なんといっても2023年最初の大きなステップは、
3月に行われたスタジオアルマさんの公演、『風の中の青い馬』のカペラ役でした。🐎

動物を、舞踊を中心とした劇で表現する。
絵本のようなやさしい物語の主人公が、
仔馬のカペラ。

演劇はみんなで創り上げるものですが、
私が真ん中に立つ機会も多く、
その為には何かしらの「オーラ」が必要なんじゃないかと思いながら挑みました。

「オーラ」といっても、“近づき難い”だけがオーラじゃないと思います。
背伸びはせず、周りの人に助けてもらいながら、駆け回り飛び回り……

「楽しそうだったから、こっちまで楽しくなった」という感想をいくつもいただいたのが、
なんとなく、今のわたしらしいかなと思いました。
そしてありがたいことに、スタジオアルマさんのその次の公演、9月の「ラヤの夢」にも、引き続き同じカペラ役として出演させていただけたことも
カペラだな!っていう何かを纏うことができたと、信じたい、です。笑

演劇は、今のわたしの生活の中ではひとつの大きなイベント事。
その間を埋めているライス・ワークが、
カフェでのアルバイトです。

ただのバイトと思って始めたカフェですが、
思わぬコーヒー沼にはまってしまったのです…。

「バリスタ」ってとってもかっこいい。
私と同じラテを作っているはずなのに、
とても美味しそうな、温かそうな、ただひとつの一杯だな、と感じさせることができる人がいます。

なんかもう、手が美味しそう!みたいな。
この人に任せてたら絶対美味しいコーヒーが飲めるんだろうな!みたいな。
私もそんな人になりたい!
「職人の手」になりた〜い!!

これが私にとってのコーヒー沼のはじまりです

演劇やりに東京にきたのに矛盾してるじゃん、
と思うかもしれませんが、
わたしの中では繋がっていて、

私のなりたい、「オーラのある人」というのは、
「何かを日々積み重ねてきた何気ない結果が、動作や雰囲気に滲み出ている人」
のことを指しているんだと思います。

それはつまり、
「俳優の身体・声」であり、
「バリスタの手」
であると思うのです。

わたしはできればその両方を手に入れたいし、
どちらかひとつでも手に入れば大ハッピーです

だけど、それを手に入れた、と思う日は来るのか。
たぶん来なさそうです。
答えやゴールがない、というのがこの二つの共通点でもあります。

今日もコーヒーの師匠と話していて、
”答えがないものだからこそ、人によって様々な考えがあってそれに基づいた結果がある。
それを否定せずに受け入れることができる教養や経験のある人がプロフェッショナルだね”
とおっしゃっていたのがとても印象的で、
ボヤっとしていた理想像がまた少しくっきりしてきたような気がします。

だがここで、決めつけない。
何かを目指そうとすると視野が狭まり窮屈になる、ということも師匠から学びました。
だからやはり、「オーラ」は目に見えないままでいい。よくわからないままでいいんだという結論です。

目の前にある日々をただ積み重ねていこう、
ということで、来る2024年のテーマは

「暮らし」

です。

このように、やりたいことが沢山あるわたしですが、その基盤となっているのが日々の暮らし。
基盤というか、そのもの。それ以上でもそれ以下でもない。
地に足をつけて、日々どんなものを食べて、いかに心穏やかに過ごせるか、っていうのを大事にしたいです。

自分の暮らしが豊かだからこそ、
人との関わり合いの中でいい循環が生まれるのではないかなと思います。

ぼちぼち。

気づけば電車から降りて、近所のカフェに入ってまでこれを書いています。
長ったらしいけど、わたしにとってはいい時間だったな。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
2024年もよろしくおねがいいたします。


2023.12.30

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