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【Volumio3】volumio_jpradioでRadikoを再生する環境構築

以下の方に移動しました。

https://fickle-it.net/2022/11/volumio3-radiko-player-install/

https://fickle-it.net/2022/11/volumio3-radiko-timefree-download/

はじめまして、mOqOmです。
突然ですがVolumioでRadikoを再生したいですよね!
有志の方が作成したvolumio_jpradioだと私の知識が足りなく起動ができず困っていたのでNode.jsに移植してみました。
20221010時点ではダウンロード機能はないですが、 サービスとして自動起動設定を行うことも可能となっています。
20221102タイムフリーダウンロード機能を追加しました。

早速ですが、volumio_jpradioをNode.jsに移植した私のvolumio_jpradioについてのインストール方法を記載したいと思います。

まずインストールする環境は以下の通りとなっています。
※npmは後述の手順でアップデートを行い、その他のバージョンについてはVolumio3(Ver:3.378)をインストールした環境のままのバージョンです。
以前のバージョンではインストールされていなかったffmpegがデフォルトでインストールされているので手順を飛ばしています。

動作環境

  • Raspberry Pi 4 Model B(Raspberry Pi Zeroも同じ手順で可能)

  • Volumio3(Ver:3.378)

  • Node.js(Ver:14.15.4)

  • npm(Ver:8.19.2)

  • Python3(Ver:3.7.3)

  • Python2(Ver:2.7.16)

  • ffmpeg(Ver:4.1.9-0+deb10u1)

インストール

以下の流れに沿ってインストールを進めていきます。

日本時間にするためTimezoneを変更


$ sudo dpkg-reconfigure tzdata
# Asia→Tokyoを選択

プロジェクトのクローン

$ git clone https://github.com/mOqOm/volumio_jpradio ./radio
$ cd radio

パッケージのインストール

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install -y build-essential
# npmのアップデート
$ sudo npm install -g npm
# パッケージのインストール
$ npm install express sqlite3 node-yaml-config date-utils xml2js log4js got capitalize m3u-file-parser icy-metadata cron tough-cookie

動作確認

$ node /home/volumio/radio/app.js
# Volumio3の「Playlist」>「Radiko」から選局

自動起動(サービス化)

動作確認までできれば残りデーモンに登録する手順のみです。
これをすると、Volumio3の起動時にvolumio_jpradioが自動で起動されます。

サービスの作成

$ sudo mkdir /usr/lib/systemd/system
$ sudo nano /usr/lib/systemd/system/radio.service

radio.serviceの書込み内容

[Unit]
Description=radio
After=network.target

[Service]
ExecStart=/usr/bin/node /home/volumio/radio/app.js
Restart=always
User=volumio
Group=volumio
KillMode=process
WorkingDirectory=/home/volumio/radio

[Install]
WantedBy=multi-user.target

デーモンのリロードと自動起動設定

$ sudo systemctl daemon-reload
$ sudo systemctl start radio.service

$ sudo systemctl enable radio.service

Radikoのログインについて

最後にRadikoのプレミアム登録されている方向けの内容になります。
Radikoのアカウントでログインを行うには、プロジェクトをクローンした際にある「config.yaml」ファイルを変更する必要があります。
下記の変更前、変更後の差分のようにmailとpassの#を削除し、自身のアカウント情報を入力するとログインできます。

変更前

  account :
    #mail : xxx@yyy.zzz
    #pass : foobarhogehoge

変更後

  account :
    mail : xxx@yyy.zzz
    pass : foobarhogehoge

おわりに

この移植は完全ではないと思われるのでバグ等があった場合はできる限り修正を行いたいと思いますので、お力添えをお願いいたします。

それではよいVolumioライフを!

参考サイト

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