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選考の流れ【日本語パートナーズ】

今回から、日本語パートナーズに興味がある方、これから日本語パートナーズとして派遣される方に向けて、準備などで自分がした動きについてシェアしていきたいと思います!

自分が応募前・渡航前に欲しかった情報たちなので、誰かのお役に立てたら嬉しいです(^v^)

今回は「選考」編!

ちょうどつい先日、2024年度の日本語パートナーズの募集情報が公開されましたね。

来年度は今年度と比べて募集人数が全体的に多いので、よりたくさんの人にチャンスがあるなぁと思いました!結構年度によって募集人数が変わるんですね。

1.1次選考(書類選考)

さて、私の選考過程がどうだったかと言いますと、まず応募書類を提出したのは5月31日。

応募期間は今年度とほぼ同じで4/25~6/1でした。
ということで、私は応募期間の前日にギリギリ提出をしていたわけです^_^

当時かなり多忙だったこともあり、応募書類の準備を始めたのも遅くて、たしか5月20日を過ぎたあたりからスタートして、急いで推薦状を依頼したり、書類書き進めたりした記憶があります。

周りは「募集情報解禁と共に書類の準備をスタートさせた!」という人も多いので、あまりいい例ではないですね普通に(^^)

特に、推薦状については他の方に依頼する必要があるので、なるべく早く手を付けるに越したことはないと思います…!

応募書類作成にあたって

応募書類作成にあたっては、日本語パートナーズという制度の趣旨とか目的、求められている人材像などなど、応募要項をとにかくがっつり読み込んでから文章を考えましたね。

これはどんな選考にも共通すると思いますが、やっぱり「自分が書きたいこと」を書くのではなくて、まずは「何が求められているのか」をしっかり捉えて、それに合わせて書くエピソードや志望動機の方向性を定めることが大切だなぁと感じます。

今回については、単に個人的キャリアや目標の達成のためではなく、日本と東南アジアの懸け橋になるというような大きな目的を意識した内容を記載しました。

また、日本語パートナーズという制度の実態についてもなるべく理解した状態で選考に臨みました。

中等学校の授業の1つだから、必ずしも日本語や日本にモチベーションが高い生徒ばかりではないということ、あくまで現地の先生のアシスタントであり、自分が中心という意識ではよくないことなど、輝かしい活躍シーンだけを想像して応募していると思わせないように、情報を集め尽くしました。

私はありがたいことにNP経験者の先輩がいたので、事前にリアルな話をたくさん聞くことができたのでラッキーではあったのですが、もし知り合いにNP経験者がいなくても、公開されている「日本語パートナーズの声」を読み込めば、NPの活動の実態をつかむことができます!

とにかく、しっかり事業の趣旨や実態を理解しているということをアピールするような形で応募書類を作成しました。

そして、合格の知らせを受け取ったのは6月14日。
メールで2次選考までの案内が記されていました。

2.2次選考(面接)

2次選考はオンライン面接。
なのですが、ただ面接を受ければオッケ―ではなく、合格通知を受け取ってから2週間ほどの限られた期間内に、様々な書類を準備する必要があります。

特に大変だったのが健康診断
必要項目を診断して、所定の書類に記入していただき、さらに提出日までの短期間に結果を受け取らなければならず、その対応をしてくれる病院を探すことにまず苦労しました。

大きな健康診断用のクリニックとかだと、結果が出るのに時間がかかることも多いので、私は地域の小さなクリニックに電話でお願いして診断を受けました。

それらの書類を提出すると、オンライン面接の日時が通知されます。

私は7/11にオンライン面接の日時が通知され、面接の日時は7/20の昼間の30分間でした。

面接対策としては、とにかく自分が書いた応募書類をしっかり読み込み、自分が書いたことについて何を聞かれてもすぐにこたえられるよう練習をしました。

また、いろいろな人のブログを読んで、過去に聞かれた質問内容をリサーチして、自分流のQ&A集を作成し、問答の練習を一人で行っていました。

「日本の歌を歌ってください」という質問があると聞いて、歌えそうな日本の歌の練習をしたり、「トラブルが起きたときに英語でどう伝えますか」という質問があると聞いて、英語の復習を簡単にしたり…。イレギュラー対策もできる限り行いました(笑)

面接本番

そして面接当日。
対面面接のときは集団面接だったようですが、私はオンラインで個人面接でした。

受験者1人に対して、面接官が3名。
3名がそれぞれ順番に質問をしてきます。

あまり詳細には書けませんが、志望動機やこれまでの経験などのスタンダードの質問から、どのくらい日本語パートナーズの活動や実態をイメージできているかを問う質問、住環境や生活環境に関する質問などをされました。

基本的に、応募書類に書いた内容をちゃんと説明できるように準備しておけば、まるで答えられない!というような質問はなかったように思います。

ただ、応募書類に書いたことを単に説明しなおすのでは足りなかったです。

特に将来のビジョンとかは、「あなたじゃなくてもできるし、他の人がすでにやっている活動だと思うが、なぜあなたがやるのか」みたいな、かなり深く踏み込んだ質問もされたので、自分が書いたことについてはどんなに深く切り込まれても答えられるようにしておいた方が良いと思います。

だから、そもそも応募書類作成時に、付け焼き刃の嘘を書くのはあまりお勧めしません。自分が自分の言葉で説明できるような内容を書いた方が、結局面接のときにやりやすいと思います。

拙くてもいいから、自分の言葉で自分の考えを説明できる力を見られている気がしました。

また、この面接で現地の赴任先の学校とのマッチング度合いも見られているようなので、「田舎と都会どっちがいいですか?」とかの質問には、無理して「田舎もいけます!!!」とか言わなくてもいい気がしました(笑)

とにかくリアルをちゃんと説明できる理由をつけて伝えられることが大切な気がする。

でもって、30分の面接を終え、直後の所感としては「こりゃ落ちたな絶対」でした^^

自分なりにできる限りの対策をして臨んだつもりだったけど、↑に書いたように思っている以上に深堀される質問がきて、パッと答えられな時もあり、これは絶対だめだ…とがっつり落ち込んでおりました。(笑)

しかも、8月末までに結果が来ると言われていたのですが、ネットでは「合格者にはもっと早い段階で結果通知が来る」という情報が多く散見され、8月後半になっても結果が来なかった時点で「お察し」だと思い、諦めて気持ちを切り替え始めていました笑

そして期待すらしていなかった8月29日。
油断していたころに合格通知のメールが来ました。

少なくともNPマレーシア10期はみんな8月末に合格通知を受け取ったようなので、ネットの情報に惑わされず、ぜひ指定された合格通知の期限まで期待をもってお待ちください!(笑)

3.合格通知を受け取ってから

合格通知を受け取ってからは、また様々な書類を提出する必要があり、バタバタと準備をしていきました。

が、これまでのように「受かるか分からない中で準備を進める」のと違って、NPになれることが決まった状態で準備を進めるのは、すごくワクワクできました(^_-)-☆

その後9月末ごろに、派遣前研修の日時や会場の情報を受け取り、11月中旬から派遣前研修がスタート。
派遣前研修についてはまた別の記事で書きますね。

選考過程を通じて思うのは、何事も通知が割とぎりぎりで、通知されてから急いで準備を進めなければならないことが多く、特に社会人にとっては結構きつかったなぁという印象です。

仕事の合間を縫って準備を進めたり、場合によっては面接にあたり休みをとる必要がある方もいると思います(面接の日時はこちらで選択不可)。

さらに、派遣前研修は1か月間にも及ぶので、このタイミングで休職や退職する必要がある方もいるかと思います。

どれも通知を受け取ってから動くのでは余裕がないケースが多いので、受かるか分からない状態でも、とりあえず所属先には早いうちに相談しておくことをおすすめします。大学でも会社でも。

もし受かったら、何月ごろに派遣前研修があり、何月から何月まで派遣される、ということを相談しておくと、受かってからの動きがしやすいですし、所属先への迷惑も最小限にとどめられるかと思います…!


というわけで、選考編は以上になります!
これからNPになることを考えている方のお役に少しでも立てたら幸いです(^o^)/

もし他に気になることや質問があれば、ぜひコメントでお教えください!

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