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たりない成分


6〜7年ぐらい前まで
ほんの数年ほどですが

ご縁あって

すんごいピアノの先生に
レッスン受けてたことあって。

長年の海外在住から帰国されたばかりで
ひと声かければ
その筋の方面の方々から
それはもう引く手数多であろう
はてまた
音大の教授ぐらいされていても全くおかしくもない


そのぐらいの方なのに

ごくごく普通のWebの一般の
ピアノ教室の募集サイトから


入門から音大受験等迄
ピアノがお好きで学ばれたい方なら
どなたでもお気軽に、、、

信じられないような間口の広さ。


先生の経歴を目にして

うそでしょう?!?!?!と

心の中で目を擦りつつ


本当なら

尻込みするべきでしょう、自分のレベルはさておき

スポーツでいったら

間違いなく
オリンピック日本代表レベルぐらいの


そのような方が奏でる  

ピアノの音って、、、


ポロンポロンと

ほんの数音でもいいから

触れることができるのなら、、、と


身の程知らずも甚だしいこと重々承知ながらも、私お得意のダメ元と
身体の方が動いて
体験レッスンの電話をかけておりました。

やはり
お人柄も本当に神か天使かみたいな方で
あっという間に体験レッスンをお願いすることに。

初めて聴いた先生の音は

なんとも言葉では言い表せない

本当に生まれて初めて出会えた

たぶん

本物の音って

こういうのなんだ、、、、、

って

これしか言葉がみつからないのが
本当に情け無く申し訳ないのですが。。。

そんな感じでした。


その、レッスン通い始めた当時のブログ

もう10年も前のことなのね。。。


ほんとに

たった

一音すら出せなくて

ずっと

ポーン ポーン、、、って

ただただやってたっけ、、、、、


本当に

ワタシにとっては

奇跡のようなレッスンでした。。。


その頃に

先生に言われたことで

なるほどなぁぁ、、、って

納得したことがあって。


『〇〇さんは、身体に入ってるクラシック音楽の絶対数が少ないんですね。。』

って。


なんぼ楽譜どおりに音出したとしても

こればっかりは

本当にどうしょうもないなぁあ、、、と。


そもそも

好きでずーーーっと聴いたり弾いたりしてたのは
ラテン系ボサノバサンバやジャズやフュージョンetc...

クラシックは早朝FMのバロック音楽ぐらいで、あとは勧められてアシュケナージのレコード買ってそればっか聴いて。笑
音楽の学校行くようになって授業だからオーケストラとか聴き始めたけどそもそも興味ないし、そんなにスゴいオーケストラにも触れたことなかったし。

たぶん感度は鋭い方だとおもうので
なんぼ興味なくても
本物に出会えれば絶対感化されると思うんですよね、自分。

こんなかんじで。

ブログ書き始めたころなので
今にも増して
読みづらくてm(_ _)mですが。


それからまもなく

言うまでもなく

先生のレッスンはあっという間に

生徒さん一杯になられて

Webの生徒募集もストップ。

そらそうです、状態。


私もだんだん
日々の練習が追いつかなくなり
やりつけないこと急にやったせいなのか
手の故障も重なり
悲しいかなそのままフェイドアウトで
いまに至るわけですが。。。


そんな

わずか 
数年のことではありましたが

私にとっては

奇跡のような

本物の研鑽を積み重ねられた先生の音楽と音色に初めて身近に触れることのできた

そんな宝物のような時間でした。。。


また

ご縁あるならば

レッスン受けてみたいなぁぁ。。。


って

レッスンお願いするまでには

じぶんでここまでは最低やらねば、なことは

山ほどあって。。。


これでも

曲がりなりにも

音楽勉強して
指導者という側にもずっといた
きた人間でもあるので


だから


当分ムリだ、、、ということも


悲しいかな重々承知。


でも

いまでも

その数年で学んだことは


本当に

かけがえのない

わたしの超拙いピアノの

有難い一部になっていることは

確かなことなのであります。


「音がきれい」って

偶に言っていただくことがあるのですが


それは

紛れもなく

その先生から教わった賜物なのでありました。。。


本当に感謝しかないです。

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