残照小説 2023/11/02捕獲
仮題:隕石の如く

 まるで地球に衝突せんとする隕石の如く、竜太の巨大なしっぽが勢いよく僕へと向かってくる。避けなきゃ死ぬ。わかっているのに足が動かない。
 衝撃。
 地面に倒れる。しっぽじゃない、誰かの手が僕を突き飛ばしたのだと気付いた。

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