見出し画像

1.3人で伝言するトリオ

ネタパレ

「真ん中のピンクの人見たことない感じだなうわちょっとやばそうだな」が第一印象だった。

正直、真ん中のピンクの人が気になって気になって、ピンクの人のとなりに人が立ってるのも、ネタの内容も全然入ってこなかった。
今思えば頭とりゲームか説明しりとりをしてた気がする。多分。
そこからはたまたまとかじゃなくて、このトリオを見るためにネタパレ見るようになった。

ちょっと経ってもまだ気になってたから、ツイッターのアカウント探してみた。あった。
ようやくピンクの人のとなりの人たちの名前が分かった。2人ともトリオの一員だった。
ピンクの人以外の2人は顔と名前が一致しなかったけど、それぞれ自分の顔に丸がついたアイコンだったからそれ見て覚えた。ありがたかった。

ネタパレだけじゃ足りなくなって、出てるネタ番組探して見るようになった。
でもそれでもまだ見たくてYouTubeの検索欄にトリオ名入れたら、公式チャンネルが出てきた。ネタの動画を一通りみた。一通り笑った。伝言ゲームが好き。

そこからは出てるネタ番組見れるだけ見た。米印とセットで書かれる「一部地域」に選抜されたけど、見れるのは見た。全部面白かった。家族は全然ハマらなかった。

ネタ以外にも何かあるのかなと思って調べたら、ラジオを見つけた。今回も選抜されてたけど、ちゃんと聴けた。2時間あっという間だった。ネタじゃなくてもこんなに面白いのかと思った。毎週水曜日が楽しみになった、ハマリにハマった。家族は全然ハマらなかった。

ネタも見て、ラジオも聞いて、いろんな番組も見て、もうこれ以上ないだろうと思って過ごしてた。学校行かずにネタだけ見てたいと思ってたくらい。そしたらある日受けた授業の先生が
「今週末、彼らとお仕事をします」と言った。確かに言った。
独特な丸はついてなかったけど、見慣れた宣材写真がスクリーンに映ってた。
教室は静かだった。たまに誰?が聞こえるくらい。コロナもまだ流行ってなかった頃だから、かなり顔に出てたのバレてたと思う。そして学校は行くもんだと思った。先生の顔と名前は忘れた。

帰ってすぐ家族に頼んだ。懇願した。米印とセットの地域にも希望はあるんだと思った。日頃の行いかと思ったけど、思い当たるものはひとつもなかった。先生の顔と名前忘れてるくらいだし。
仕事があるからってかなり迷ってたけど、相当な熱量だったのか連れていってくれることになった。ありがたい。ちなみに家族は全然ハマってなかった。

ショッピングモールに着いて、1部を見た。
いい時間だった。お昼ご飯を食べながら2部はもっと近くで見ようって話をした。仕事は帰って頑張るらしい。家族もハマった。
「同じ内容もあります」と断りを入れてネタが始まった。同じ内容もあった。同じところでまた笑った。カニが好き。

そんなこんなで沼にハマった。
「小腸は出せばOK」とか「ちょちょびっとぎり」みたいにボケワードが独特なところとか、
「今の1回目じゃないよ」とか「動物園にお笑い任せんな」みたいにツッコミの観点がすごすぎるところとかが好き。
新体制漫才とか伝言ゲームみたいに大移動して2対1になる構図も、挨拶みたいにただ3人で話してるのを盗み聞きしてるみたいな空気感も、10回クイズとか大陸みたいに2が3になるタイミングがいつだいつだってワクワク感があるのも好き。

コントも好き。
ボソッと「あーあーなんでなんで」っていうツッコミしてる芸人さん、しかもコントで。初めて見た。何個ボケるのってくらい散りばめてあってずーっと笑って見てる。すごい。レストランの厨房のコントと、お化け屋敷バイトのコントが好き。本当になんで他人の3歩で忘れちゃうんだよ最高だな。

最近は逆に米印とセットの地域でしか放送されてない番組もどんどん増えて、毎週家族と見るようになった。水曜日のラジオにはおたよりを送るようになった。読んでもらえたときはしっぽをふって喜んでる。週3投稿の動画も楽しみになった。作家さんも大好きになった。大会もドキドキしながら見てる。新体制漫才もすごい好き。

このトリオにハマったのはこのトリオからだし、お笑いそのものにハマったのもこのトリオからだし、本当にたまたま見ててよかった。じゃないと出会えてなかった。日頃の行いかと思ったけど、思い当たるものはひとつもなかった。先生の顔と名前忘れてるくらいだし。

という記録を水曜日に書いてみた。
なによりでした。

ラジオ聴き終わりました。
しっぽを振っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?