安全施工サイクル

安全施工サイクル~ご安全に!~


安全施工サイクル

ある看板屋の一日

朝、5時45分に会社に集合し、高速道路をひた走り、7時30分に現場に到着。
駐車場に車を止めると、シートを倒してとりあえず仮眠する。。。

8時の朝礼前に起き出して、安全帯とヘルメットを装着。
三々五々、ヘルメットに作業服姿の男たちが集まってくる。
朝礼は、我々を含め、大手ゼネコンの下請けで働く、各会社毎に並ぶ。
鳶、配管工、塗装工、屋根工、鉄筋工、電気工、クレーンや重機オペレーター、その他にも、内装、クロス工、外構工事、警備員・・・そして、看板工等々。その数は数十社にも及ぶ場合もある。
外国語も飛び交う。しかし、面白いことに、殆どの作業員の顔は、明るい。
何故なら、彼らは、働けば働いた分、賃金がもらえるから。

ボクの顔は、暗い。
今日という日が、何時に終わるか、わからないから。そして、働いても働いても、賃金は変わらないから。。。

「ラジオ体操第一!!よーい!!」
スピーカーから、ラジオ体操が流れ始め、いつ終わるかわからない一日が始まる。。。

各業者のリーダーは、「職長」と呼ばれ、朝礼時、前に出て人数や本日の注意事項を発表する。
「○○工業、15名、新規5名、本日は、E3工区でクレーン作業を行います。作業半径内、立ち入り禁止でお願いします。」

そして、工事の総監督、ゼネコン担当者から、今日の工事の注意点等の話があり、最後にみんなで指を差して、スローガンを唱和する。
まぁ、別にスローガンは守秘義務は無いですよね?
例えば、鹿島建設は、こうだ。
「決心せよ!!今日一日の無災害!一つ一つ、心を込めたものづくり!!」
そして最後に、

「ご安全に!!」で締める。

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