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京浜兄弟社「誓い空しく」再販おめでとうございます!!~自分アーカイブス化のすゝめ その1~

岸野雄一さんのバンド「東京タワーズ」のファンクラブとして、常盤響さんらが結成した「京浜兄弟社」。
その活動を綴った幻のアルバム「誓い空しく」が、デラックス版となって再販されました!!
思えば、ボクが音楽に目覚めたのは、90年代後半。
既に、「京浜兄弟社」の伝説の後の時代です。
まだ、一通り聴いただけではございますが、
「なんという大胆で斬新な!」

時代は、京浜兄弟社に後れて、ロックバンド一辺倒から、グランジ、スカ、アコースティックポップな渋谷系から、サイケデリックポップ、日本語ラップ、テクノ、ノイズ系等、様々なジャンルが擁立し、その融合と隆盛を極めた1990年代を迎えるわけです。

ボクが京浜兄弟社を知ったのは、常盤響さんとポートレート専科で展示させていただいて以降です。
もちろん、リアルタイムでは存じませんでした。
今改めて聴かせていただき、是非ともライブで、生で聴きたかった!!と思う反面、恐らくリアルタイムで聴いていたとしても、岡山の片田舎の小学生、中学生のボクでは、京浜兄弟社の良さを理解することができなかったかもしれないな、と思います。

2020年になって、京浜兄弟社「誓い空しく」を聴くことになり、そして、岸野雄一さんが改めて、非常に非常に詳細に、noteに文章を記載されております。

京浜兄弟社を聴いて、岸野さんのnoteを拝見して、改めてボクが思ったのは、自分の作品をきっちりアーカイブスとしておくことは、大切だな!と。

いやいや、京浜兄弟社の作品と比較して、こんなことを申し上げるのは、非常に恐れ多いのですが。。。
しかし、岸野さんが学術研究的に、京浜兄弟社とその周辺の当時の音楽事情の詳細を記載し、残していただくことで、当時の音楽だけでなく、周辺文化に至るまで、より深く理解できると思うし、その中の何かが取っ掛かりになって、京浜兄弟社に興味を持つ人もたくさんいると思う。
きちんと作品を残していくことが、文化を残すことにもなるんだな、と思います。

最近思うのですが、どの分野にしても、「作品」の良し悪しは、必ずしも右肩上がりの進化形ではないんです。

ボクが、歳をとったから、そういう考え方をするのだ、と言われそうですが、別に何か作品を作ることをあきらめたわけじゃない。
意欲が衰えたわけじゃない。これからだって、年齢相応に円熟した作品を作りだしていこうとおもっております。

まぁ、自分の作品のアーカイブスともなれば、誰しも自己愛に溺れてしまうし、過去は美化してしまう危険性もあると思います。しかしながら、その中で、まぁ、ボクの場合、ボク以外の人間がやってくれるわけはないので、冷静に!?少しずつアーカイブを整備する作業も進めてみたいと思う今日この頃です。

次回は、もう少し具体的にその作業内容を書きたいと思います。

今日はこの辺で。

くれぐれも不要不急の外出を避けて、ゴールデンウィークを過ごしましょう!!




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