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#小説
オリジナルストーリー:「大陸の迷蝶」Episode:-(マイナス)1
東京から電車で1時間、車窓にずっと並んでいたマンションや住宅の明かりが、ところどころ途絶え始め、その隙間に、ポツリポツリと草木が茂っているのがわかる。
やがて、窓の外が漆黒の闇に包まれるが、よく目を凝らすと、その闇の向こうには、広大な田んぼや畑が広がっているのがわかる。
遠くの道沿いに、街灯がポツンと灯っていて、さらに遠くには、コンビニエンスストアの明かりが見えた。
それでもまた駅が近づくと、「