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二十四節気 穀雨と上弦の半月

今日は24節気の穀雨です。
穀物の穀に雨で穀雨(こくう)としています。
この時期の雨は「百殻春雨(ひゃくこくはるさめ)」とも呼ばれており、あらゆる穀物を潤し育てる恵の雨と考えられてきました。 作物を上手に育てるためには、この穀雨の前に種まきを終える必要があります。そのため昔は穀雨を目安として作業の準備が行われました。
穀雨の次は立夏、徐々に夏が近づいてきます。
穀雨の終わり頃に、夏も近づく八十八夜を迎えます。
2021年は5月1日が八十八夜になります。
八十八夜は2月3日の立春から八十八日目で、
「八」「十」「八」の三つの字を組み合わせると「米」になることから、農作業に縁起のいい日ともされてきたようです。
この時期から田植えや種まき等の農的作業が本格的に
始まる時期の目安とされています。
穀雨から十五日後の立夏から暦の上では夏が始まります。

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そして今日は、上弦の半月です。
上弦の半月は正午頃、東の空から登ってきます、
太陽の光で見えにくいですが
太陽が沈む頃、天空の頂上にあるので夕日とシンクロして
とても美しい半月になります。上弦の弦とは弓を張る弦のことで
半月の形を弦の張った弓に見立てて上弦と呼びました。
上弦の半月は深夜に沈んでいきます。その時の形が弓の弦が
上を向いているので、上弦の月と呼びました。
下弦の月は上弦とは真反対で深夜に東の空に昇り、
正午頃、西に沈みます。下弦の月は朝焼けとシンクロします
下弦の月は西に沈むとき、弓の弦が下を向いて沈みます。
上弦の月は沈む時、弦が上を向いた状態で、
下弦の月は没む時、弦が下を向いた状態のときです。

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夏に向かって、アクティブなシーズンが始まります。





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