【第2期3号特集】女性の視点で見る出産前後のエピソード/【質問】メグルさんより:パパママになる人に「先に知っておけばよかった」と思うことは何ですか?
『今日はこんな子育てしてみました~10人で紡ぐ子育てマガジン~』
(通称『今日子育て』)
メンバーの月波です。
第2期も第3号に突入!
コラボマガジンの枠を超えて、色々な企画が誕生しています♪
☆【特集】女性の視点で見る出産前後のエピソード☆
☆メンバーからの質問に答えてみました☆
☆あとがき☆
特に今回は、自分が挙げたテーマを特集に取り上げていただいたので、読むのも書くのも気合いが入りました!!
その勢いで(!?)、私もちょっと新しい試みを入れてみたいと思います。
☆【特集】女性の視点で見る出産前後のエピソード☆
コラボマガジンメンバーで、
「男性・女性ならではの視点から見た特集は面白そう」
という話になり、「出産前後の考え方の違い」を挙げました。
こればかりはパパは経験しようがないから、色々気遣ってくれたと思うのです。でも、ママに通じなかったこともあるのでは……。
なので、男性陣に、妊娠中の女性に対してこう気を遣った、ということや「気遣ったのに怒られた!なんで?」ということを聞いてみたいです。
女性は逆に、妊娠中こうしてくれてありがたかった、これは余計なお世話だった…ということを提供できるかと。
この意見を拾っていただいて、今回の特集テーマが決まったのですが、出産については、以前から書きたかったエピソードがあり、ひとつのnoteを作成していました。
そこで今回は、出産のエピソードを詳細に綴ったnoteを単体でリリースさせていただき、『今日子育て』では、その経験とリンクさせ、特集テーマに沿うように書いた記事を、お届けしたいと思います。
単体のnoteでは「女性の視点で見る出産の一部始終」、当マガジンでは「女性の視点で見る、出産に付き添う男性の様子」をご覧いただけます。
陣痛に耐える妻……そのとき夫は!?
夫婦とも、立ち会いを望んでいた私たち。
うどん県での里帰り出産でしたが、夫は予定日に合わせて長期の休みを取り、私の実家に滞在してくれていました。私も、誕生の喜びを一緒に味わいたいので、夫が望むならぜひ、立ち会ってほしいと思っていました。
そして出産当日。
望み通り、夫は最初から最後まで付き添うことになります。
しかし、出産の立ち会いは、私たちが想像していた以上に、夫に大きなプレッシャーを与えるものでした。
きっかけはやはり、陣痛が本格化し始めたときでしょう。
なかなか陣痛がこなかったこともあり、のん気にテレビをみたり、母親が差し入れてくれた夕食を平らげたりしていた妻が、陣痛が本格化して突然豹変し、痛みに耐えて鬼の形相になり、うなったり、叫んだりし始めるのです。
もちろん初めてなのは夫も私も一緒ですが……男性としては、当事者ではないし、想像しようが無いだけに、相当恐ろしく感じていたのではないかと思います。
しかしこちらも必死で、当然、夫を気遣う余裕はありません。
私の場合、母親もいたので、陣痛に耐えるときは、どうしても経験者の母親の手を握っていました。
いきみたいのにいきめない、一番辛い時間。
「いきんだら、赤ちゃん苦しいよ!!」
と、看護師さんや母親からの叱責。
その合間に聞こえる、
「がんばれー」
という、夫の気の抜けた(ように聞こえる)声……。
ごめんなさい!
夫も、そう言うしか無いなかでの声掛けだったと思うのですが、こちらとしては、これまで経験したことのない痛みに耐えているなか、
(どれだけ辛いかも分からないで、のん気に「がんばれー」とか言わんといて!)
と思わなくもない状況でした……。
すんでのところで我慢し、夫の応援を批判しなかった自分を誉めたいです。
結局夫は、最後まで付き添ってくれました。
途中、私の母親もいたので、耐えられたところもあったと思います。
でも、お産のその時は、分娩室に大勢集まり、立ち会うのはご主人様お願いしますと言われ、夫は一人で我が子の誕生を見届けました。
そして、私の母が仕事に向かった後は、ずっと一人で、我が子が新生児室に入るのを見送り、私が病室に入るときも側にいてくれました。
相当なプレッシャーを感じていたのでしょう。
病室に入ったあと、私は一眠りしてから、メールやLINEであちこちに出産報告をしていたのですが、その間夫は、ずっと、寝ていました。
ということで、出産に立ち会う予定の男性の皆さま……
陣痛に耐える妻を応援したのに、何か言われても、ショックを受けないでください。
妻としては、愛する夫が側にいるのはとても心強いし、応援してくれるのもありがたいこと。
でも、それを丁寧に受け止める余裕が無いんです。
どんな言葉がきても、それくらい切羽詰まった状況なのだということをご理解いただき、引き続き、付き添ってほしいと思います。
また、夫に立ち会ってもらう予定の女性の皆さま……
立ち会いの際、夫は、予想以上のプレッシャーを感じます。
自分が想像しようのない痛みに耐える、妻の姿を目の当たりにし、無力感に苛まれながらも、それでも旦那として支えなければと、相当なプレッシャーを負うはずです。
お産の最中も、それを覚えていろとか、夫を気遣えということではありません。当然、お産の間はお産に集中してください。(言われなくても恐らくそうなります)
でも出産が終わって、お産を振り返ったとき、たとえ旦那様の行動に駄目だししたいことがあったとしても、それは独特のプレッシャーを感じていたからではないかと、多目に見てほしいのです。
そしてプレッシャーを超えて立ち会ってくださった旦那様への感謝の気持ちを、忘れないでいてほしいと思います。
☆メンバーからの質問に答えてみました☆
~パパママになる人に「先に知っておけばよかった」と思うことは何ですか?~
質問の意図からは少し逸れるかもしれませんが、今回の特集テーマに合わせ、
「出産に向けて、先に知っておいて良かったこと」
を挙げたいと思います。
それは……
「出産の経験談を聞いていたこと」。
特に、お産も母親に似るといいます。
妊娠をきっかけに、母親にも妊娠中や出産時のエピソードを聞いてみると、役立つことがあると思います。
私の場合は、後日談として、母親に
「やっぱりお産は私に似ていた」
と言われたのですが、出産の前には、
「陣痛よりも会陰切開の方が痛かった」
と、聞かされていました。
(唐突に痛そうな話ごめんなさい)
会陰切開になるかどうかは、そのときまで分かりませんが、母の話に震え上がり、できれば避けたいものだと思っていました。
しかしいざ出産というとき、会陰切開することを告げられて、「きたー!」と思いつつも、
「この痛さに耐えれば、我が子に会える!!」
と、逆に出産に対する気合いが入りました。
母親の経験談を聞いていなければ、会陰切開への不安でいっぱいになってしまったかもしれません。
そして実は、陣痛についても、
「『もう、ほっといて!』って感じやから(笑)」
と、聞かされていました……。
【特集】で書いたとおり、まさにその通りでした。
母親の話を思い出したからこそ、陣痛に耐えつつ「あぁ、そういうことか」と思い知りました。
こちらも、経験談を聞いていなければ、付き添ってくれている旦那にNGワードを言ってしまった可能性は否定できません。
また、母親だけでなく、友人の出産の話も聞いていました。
その友人は、陣痛が始まってから出産まで、24時間以上かかったのだそうです。
なので、陣痛に耐えている途中、様子を見に来た院長先生に「あと半日。」と言われるのですが、友人の話を思い出し、「半日ならまだいい方かな」と冷静になることができました。
このように、出産の経験談は、聞いたその時は実感が湧かなかったり、怖いと思ったりするものでしたが、いざ出産に臨んだとき、要所要所でふっと思い出され、初産での不安を軽減してくれました。
『今日子育て』第3号では、まさに様々な出産のエピソードをご紹介していますし、noteに限らず出産の経過をSNSに上げる方もいらっしゃいます。
あくまでお産は人それぞれが前提ですが、男性も女性も、テキストで勉強するだけでなく、経験談を仕入れておくことも、お産に向けた心構えのうえで大切だと思います。
私たちの経験談で、少しでも不安が解消できたのなら、経験を伝えた方としても喜ばしいことこの上ありません。
☆あとがき☆
本号では、少し新しい試みとして、マガジンと単発noteをリンクさせてみました。両方の記事を楽しんでいただけたら幸いです。
他のメンバーも、どんどん新しい取り組みを始めています。
特に、出産前後の夫婦の事情を語る、袋とじ企画は必見!!
ぜひお目通しください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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