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2023年 日本の広告費におけるラジオの立ち位置。

ラジオ番組の制作費は、今でも基本的に「広告料」です。
もちろん、TVも。

マスコミ四媒体とは(テレビ、新聞、雑誌・書籍、ラジオ)のことですが、それはとっくに過去のものになっています。

テレビ広告1兆7,347億円は、ネット広告3兆3,330億円の半分にまでさがってしまいました。

2023年の総広告費は、通年で7兆3,167億円(前年比103.0%)
インターネット広告費は、3兆3,330億円(前年比107.8%)
(1)マスコミ四媒体広告費 2兆3,161億円(前年比96.6%)
(2)インターネット広告費 3兆3,330億円(前年比107.8%)
(3)プロモーションメディア広告費 1兆6,676億円(前年比103.4%)
①新聞広告費 3,512億円(前年比95.0%)
②雑誌広告費 1,163億円(前年比102.0%)
③ラジオ広告費 1,139億円(前年比100.9%)
④テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連)
 1兆7,347億円(前年比96.3%)
プロモーションメディア広告費における「イベント・展示・映像ほか」は、3,845億円(前年比128.7%)
これは、今年2月の電通のリポートです。

今後も日本の広告費は「ネット」に流れることでしょう。
いや、もう「マスメディア」という言葉は死語になるかもしれません。
世の中は「オウンドメディア」です。
その「オウンドメディア」を収益化に転換したGoogleの手法は、お見事としかいいようがありません。
高額を稼ぐYouTuberに代表されるようにGoogleは「普通の人間でも、努力ひとつ、工夫ひとつで稼ぐことができる」という、まさにアメリカン・ドリームのスキームを作りました。
「YouTuberになりたい」という、子どもの夢は、至極真っ当なものに思えます。
そんな時代に、従来のキャッシュフローで、ラジオ番組が維持できるでしょうか?

この数年で、メディアのあり方は大きく変わりました。
そこに気が付かなければ、ラジオ人として、生き残ってはいけません。

そんなことも、このマガジンでは語っていきたいと思います。

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