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キュビズム展

「ピカソって、実は絵めっちゃ上手い」

って会話、これまで何度してきたことか。
それはピカソのキュビズム作品がどれほど一般人の感覚に衝撃をもたらしてきたかということなのかもしれない。

小学生の私「なんであんな変な絵がすごいといわれているのだろうか。私でもかけそうな気がするのに…」

現在の私「どうしてキュビズムがアート界で評価されるようになったのか…」

こういった私の長年の疑問は現在開催されている「キュビスム展―美の革命」で見事解決されたのだった。

つまり、キュビズムという流れは時代の変化に合わせて、必然的にに起こったということ。元々写真の代わりとして描かれていた絵画が、カメラが出てきて、写真では不可能な表現(3D)を絵画に落とし込もうとした新たな表現が、キュビズムだったのだ。

展覧会ではピカソに限らず、キュビズム時代の色んな作品をたくさん見ることができる。当時の画家がいかにして、ライバルたちとその表現方法を競いながら、キュビズムを極めようとしていたかがビシビシ伝わってきたのだった。

同時に建築様式も時代に合わせて変わってきて、コルビジュエがでてきて、モダニズム建築という分野が確立された。モダニズム建築にはやっぱりルネッサンス期の絵よりも、キュビズムの絵の方がしっくりくるといった話も。なるほど。

ふと、ダーウィンの「変化に適応できるものが生き残る」という言葉が思い浮かんだのだった。

今だったらAIがそれにあてはまるのかな、なんて思う。ChatGPTは確かに便利だ。今後AIを取り入れないということは考えられない時代になっていくだろう。AIを使って新しい表現方法を模索し続けることができれば、次の時代を切り開く鍵となるのかもしれない。

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