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2020/6/13 下弦の月、態勢を整える

2020年も折り返し。
ムーンプランナーの2020年春夏版はいつもよりページ数が多いのですが、それもここで折り返し。
次の新月は、夏至と重なり、そして日食も起こります。

新月と夏至が重なるというのは珍しく、19年に一度です。
冬至と新月が重なることは朔旦冬至と呼ばれて、はじまりが二重に重なっているという事で非常に大切にされていたそうですが、こちらも19年に一度のサイクル。
太陽と月のリズムは少しずれていて、はしとはしがそろって見えるのが、19年という事です。そこに蝕が重なるので、かなり節目感が際立ちます。
2001年の新月&夏至も実は日食がありましたが日本では観測できませんでした。

2001年の夏至には、何をしていたでしょうか。
その頃、2020年のことを考えたことはあったでしょうか。

そんな大きな時間の流れを考えながら、この欠けていく期間は身の回りを整えて、新しい節目を迎えるための準備を進めるような時期になりそうです。

18日からは水星逆行もはじまります。
「過去が戻ってくる」「忘れ物が返ってくる」など、前に進むことより後ろに戻ったりやり直しになったりする時期といわれています。
交流やコミュニケーションが行き違ったり、交通・流通も「行くべきところにいかない」という事が起きがちだそうです。
一度、請求書をたくさん発行する部署で働いていた時に、月末月初と水星逆行が重なっていて、送った請求書が宛先変更だったり部署移動だったりで次々と戻ってきてしまった時があり、先輩にすごい白い目で見られた思い出があります……私のミスだけど私のミスじゃない!って気持ちでいっぱいでした!

逆行期は、そんな全員がかみ合わなかったり、やり直しや差し戻し、ペンディングなどが起きがちです。
しかも、18日からの水星逆行のほかにも、昨年末から3月くらいまで山羊座にみっしりと集まっていた重く大きな星たちの木星・土星・冥王星がすべて逆行しています。そして金星も逆行しています。
なので、なにもかも、あらゆるところで、やり直し、訂正、見直し作業が各レイヤーで行われている最中だと思います。

思い返せば、新型ウイルスの影響で見直さなくてはいけないことが大量に出てきました。最初の頃は「肺炎は重い病気だけど、そんなインフルエンザのようなことでどうして大災害みたいな混乱が起きているんだろう」と正直不思議なくらいでしたが、病気そのもの以外にも通勤や働き方の異様さ、家庭内の課題、住環境、学校教育など、「確かに上手くはいってないけど解決するのは大変だし我慢してやり過ごそう」と思っていた部分が、全部そろって「それじゃダメ!!」って言い始めたような雰囲気です。

そういう「それじゃダメ」が春くらいからみんなの共通の認識になりつつあって、ついにこのあたりでそのことについてはっきりと議論が交わされる時期に入ってきたという感じです。

もちろん、すぐに答えは出ないだろうし、一発で解決できることなんて本当に少ないんだと大人になるほど理解することですが、それでも「問題を口に出して相談したり、議論できる」段階にいるというのは、大きな変化だと思います。

ここからは、そういうやり直しや変化を受け止めるための、態勢を整える段階かもしれません。

部屋を片付けたら、急にやりたかったことをサクサク進められるようになったとか、キッチンの不用品をなくしたら苦手だった自炊が楽になったとか、そういう経験はありませんか?
環境を整えたことで、やりたい気持ちがすっと動けるようになっていくという、とても大切な下準備です。

ここですぐ成果を出そうとか、大成功しようとか、考えなくても大丈夫です。
また、新しいものの中からではなく、古く今まで過ぎ去ったことからこれからのための鍵が見つかりやすいかもしれません。

次の夏至&新月&日食は次の日曜日です。
それまでの約一週間を、年末からの大変さをよく思いなおして、改善ポイントを書きだしたり、「整える」ことをテーマに考えてみて下さい。


振り返る、といえば去年発売した結城紬ショールの再販売もやっています!
ぜひこちらもどうぞー。

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