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ついに!結城紬ショール厚手タイプ登場

長いことお待たせしました。
去年からずっと欲しい欲しいとは言われていた、秋冬向けのザ・結城紬という感じのショールです。

去年お作りして人気爆発中の透け感のある薄手と違い、透けはなし。
厚手といいつつ、分厚くはありません。薄手と比べると厚手、という意味です。
こちらも結城紬の老舗問屋さんに特別別注あつらえしてもらった白一色!
なので………まだ完成品の画像がございません。

織りの感じは、参考画像を見て、「これが真っ白ほわほわ…」と頭の中で想像してみて下さい。もちろん絹100%!国産の!

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画像はサンプル品で、グレー(というかベージュ)と白に色糸が入ったものです。

糸による前のふわふわにほぐした絹のことを真綿(まわた)と呼ぶそうです。最初聞いたときは「絹なのにコットンなの??」と思いましたが、そうではなく、繭をほぐしたふわふわの絹のかたまりをそう呼ぶのだそうです。
そしてそれが、この世のものとは思えないほどのふわふわ感。

今回は染めをしないで、その白い真綿の色のまま織りあげて頂きます。
だから、本当に繭のようなふんわり幸せなショールになりそうです。

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厚手というけどブ厚くない、というのが伝わりますでしょうか?
見た目は、お地味です。素朴というべきか。
だけど、ほんとにふわふわほわほわ。
使い込むほどに風合いがよくなる、育っていく織物。何十万もする結城紬のお着物を買うと思えば、この価格で本物の結城紬が手元にというのはかなり素敵なことです。
とはいえ、ショールとしてお安いとは言えないお値段です。
でもいくつかショールを見て、私自身「自分が一枚だけ買うとしたら、これかな」と思ったものですし、やっぱり生産者さんの利用率も一番多いと聞きました。

「去年薄手のショールを買って、めちゃくちゃ役に立っているから厚手も欲しい」という人もいるし、最初から「透け感のない結城紬のほうがほしい!」という人もいて、作ろうか迷いに迷った厚手タイプ。

やはり1枚がそれなりのお値段がするもので、1回に30枚は作らなくてはいけないという制限があるため、資金的な面や売れ残ったらどうしようという心配で弱腰になって結局ここまで作らなかったのですが、今年の新型ウイルスの影響で多くの伝統工芸に類する着物の工房が窮地に立たされているという事を聞き、それに結城紬も無関係ではないという話もあったので、「もし少し売れ残っても、時間をかけて大事に売っていこう」と思って、今回お作りすることにしました。
(でも売り切れないと当店的には涙目です。ただ瞬殺で買えなくて悲しむお客さんがいるのも、また心が痛みます…。とてもむずかしい!)

お届けは、9月の予定です。薄手タイプを織り終えたら、秋冬シーズンに間に合うように作っていただく順番です。
お届けまで時間がかかりますが、どうぞ、たのしみにお待ちくださいね。

人気爆発中の薄手ショールも追加です!

6/14で一度ご予約完売となりました!ありがとうございます。
追加やキャンセルがあれば後ほどお知らせしたいと思います。

「昨年もたくさんご予約があったし、告知もそんなに入れてないからすぐには動かないかも…」というこちらの予想を大幅に裏切って、30枚が半日で予約完売に………お知らせあんまり入れてなかったのに……。
問屋さんに驚異的とか奇跡とか言われています。

夏にも大活躍、という事はつまり一年中大活躍な、透け感のある薄手タイプのショールです。
どっちがいいか迷う、という時は「一年中使えるタイプがいいか」「秋冬向けの本格結城紬がいいか」で考えると、いいかもしれません。
薄手のショールは、当然冬場にもちゃーんと活躍してくれます。沢山着込んだ時に首元がもたもたしなくてとてもいいです。

たぶん、男性がシュッとお使いになるのもなかなかいいと思います。
もう、ものは間違いがないいいものですから。

絹のすごいところは、暑い時はしゃりっとひんやり、寒い時には空気を含んであたたかくなる所。
ヒー〇テックとエア〇ズムの両方を1枚で実現しちゃっているということです。しかも江戸時代よりも前、古代から……。人間がこんなに頑張って作った新素材が、なかなか勝てません。
なので、特に風を通しやすく薄手に織ってあると、ずーっと使えます。

画像3

1年使ってしなやか感UPしてますが、透け感はこんな雰囲気です。
サラッと羽織ってもいいし、ぐるぐる巻いてもいいです。


高価なショールだけどあっという間に売り切れてしまうことが続いていて、毎回びっくりしているのですが、今回もどうか皆さんの役に立てたら嬉しいです!

特に告知活動をしないで半日で売り切れてしまった6/10の様子はこちらです。

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