見出し画像

もう一度、結城紬ショールを!

昨年ほんと偶然のようにお作りした結城紬のショールをもう一度ご予約できるようになりました。2020年6月の受付がはじまります。

小さな展示会で偶然出会って、素敵だけど当店みたいな小さな規模ではオリジナル品は作ってもらえないだろうと思っていたのですが「できますよ!」といわれ、「えっ!?」といいながら、怒涛のように何が何だかわからないまま120枚も売れて、販売した私も、結城紬の老舗の問屋さんも、みんなで「120枚??」「こんな季節に??」「デパートとかじゃなくて??」「大丈夫??」みたいにびっくり&大混乱でした………
ご購入の皆様、本当にありがとうございました。

昨年のショール作りの軌跡…
絹100%の一年中使えるショールを作ろうと思います
結城紬のシルクショールができるまで
結城紬のシルクショールが「つなぐ」もの

昨年たくさんの方に買ったもらったので、もう欲しい方はみんな買っちゃったかなー、今年は販売しても売れないかも……って思っていたのです。
が、そんなことをいっていたら、新型ウイルス感染対策でいろんなお店が休業に追い込まれてしまって、中でも目立たないけど着物関連などの伝統工芸品の工房も大きく影響を受けていたと聞きます。

という事もあって、ショールを購入されることは伝統工芸の大きな支えになるかもしれません(小さな範囲ではありますが…)。

今年は去年人気大爆発だった薄手ショールと、秋冬向けの透け感のないショールの2種類を予定しています。


まずは、薄手で一年中使えるタイプ

昨年は、薄手で透け感のある、夏場も使えるタイプのショールをおつくりしました。
サラッとしていて、真夏に大活躍なのです。
「寒くなるまで大事にとっておいたんですけど」という方もいらっしゃったようですが、ぜひ!真夏の炎天下に!使ってほしいです。
絹は紫外線を防ぐ天然素材です。サッと首元に巻くだけで、直射日光のひりつくダメージを防いでくれますし、水で絞ったわけでもないのにひんやり心地よいです。
もちろん、冷房の効いた建物や電車・バスなどに乗る時にも体を守ってくれます。

\やっと受付開始です/

シルク製品はどうしてもゴージャスなデザインになるものが多いですが、見た目はとてもシンプルで素朴で、カジュアルにクシュっとまきつけても収まりがいいですし、ちょっと格上の装いでも白という色味と絹という素材の強さが味方してくれます。

画像1

透け感はこんな感じ。新品はぱりっとしゃりっと感があります。それを一年くらい使い込んだのが、下の写真。たらんとしなやかさが増してます。でも生地のコシみたいなのはしっかりしてるんです。

画像2


透け感のあるナチュラルな絹の白なので、顔色や髪色も選ばず明るさを添えてくれます。ほんと万能!
約一年間使った私のショールは、最初の頃よりかたさが取れてしなやかになり、でもさらっとした質感はそのまま。
(お洗濯はシルク用洗剤で手洗いで、薄手なのでぎゅうぎゅうに絞らないのが大事です。強くねじると糸がよれちゃうそうです)

最初は「お化粧がつかないように、汚さないように」とそーっと使っていましたが、慣れてくると扱いも楽に。
薄手なのでうっかりひっかけて糸が飛び出して「ひっ!」てなることもたまにありますが、周りの布を引っ張って糸を戻すと元通りに直ることがほとんどです。
かばんに放り込むときは、きんちゃく袋などに入れるとパーフェクト。

昨年ご購入の方からも「とても便利」「手放せない」「ちょっと高いと思ったけど買ってよかった」「買いそびれて後悔している」というお声をお聞きします。

お着物に詳しい方は「結城紬欲しいけど、高いのよね、でも欲しいのよね!」という方結構いらっしゃるそうですが、そういう方も納得の、結城紬の老舗問屋奥順さん直送です。結城紬のトップブランドのひとつです。

30枚限定の予定ですが、すごくご注文が集まった場合は、追加でまた30枚いけるかな……でもどのくらいご注文あるかわからないし……とめちゃくちゃ悩んでいる状態ですが……とりあえず数量はある程度限定となります。

お届けは8月中頃~の予定です!
完成まで60日かかるという、手間のかかりようです。

今年は昨年より原料の高騰と、また新型ウイルスの影響もあって配送をよりしっかりさせないといけないという事もあってコストカットができず、昨年より少しだけお値段が上がっていますが、社会のために働く皆さんの安全に還元するためにも少しずつ全員で協力していけたらと思っています。
(ただ関東発送ですが、全国同じ価格でお届けができます!)

透け感のない秋冬向けのショールも準備中

続いて、とてもご要望の多かった、透け感のない正統派結城紬という感じの秋冬向けのショールです。
色は薄手と同じ、染めのない白一色です。

ご予約はもう少し先になります。

ミニマリスト的な生活で、持ち物を減らしてひとつだけうんといいものを持つ、というスタイルも人気を集めていますが、その中でもカシミヤのショールなどは鉄板で登場するアイテムかと思います。
そんなカシミアショールに匹敵する、いやそれ以上じゃないかと思うのが、この絹100%の結城紬のショールです。

厚手といっていますが、透け感のある薄手ショールと比べて厚いというだけで、生地自体に分厚さはありません。
結城紬特有というか、もっさりした素朴さのある質感。
江戸時代より丈夫な日常着として、特に質実剛健を好む武士階級が非常に愛用し広まったといわれています。ぱっと見の地味さを裏切る肌あたりのよさと軽さと、なんといってもほかほかふわふわな暖かさ!

紬特有の使えば使うほどしなやかになりつやが出るという、時間をかけて育てていくことができるポテンシャルがあります。
作り手さんたちの愛用率ナンバーワンのショールだそうです。

1枚目の薄手を買った!という方も、秋冬用のものを探しているという方にも、ご要望の多かったアイテムです。

ご要望が多くても販売を迷っていた理由は、ロットにあります…。高級なものは仕入れもすごく高いわけで……売れないと私はひとりで4本も5本もショールを首に巻くことになりそう……とすごく悩んでいたのです。
が、今回は結城紬製作の皆さんにも新型ウイルスの自粛影響などがとても大きかったという事もお聞きし、少し時間がかかっても売り切るようにがんばろうと思いました。

まだ厚手ショールは製造に関して相談中で、場合によっては薄手ショールより少しだけお値段が上がる可能性もありますが、2万円を下回るようにしたいなと思っています。
こちらの受付は少し後になりますが、限定30枚の予定です。

6/10現在まだいくつかの点で相談中のため、ご予約はもう少し先になりますが、6月中の受付開始になると思います。
またお知らせいたします!

\ついに!ご予約受付はじまりました!/
2020/6/13時点

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?