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ヘカテー11 言霊を恐れすぎない

言霊を真面目に信じている人が思いのほか多いのです。それ自体は悪い事ではないかもしれませんが、表面的なところだけをなぞってしまうと、むしろ悪い事になります。

いい言葉にこだわり過ぎて、嫌な事があっても「よかった、ありがとう」などと言ったり書いたりしてしまう事は、身体に悪いです。
嫌な気持ちで無理していい言葉を出しているからです。
それだけ無理がありますし、状況と言葉が反している状態というのは心理的コンフリクト(矛盾)が起きます。
これはとてもストレスになり、混乱につながります。

嫌な状況でもよい状態にしたいからと「いい言葉を使う」という表層だけなぞってしまうと、そういったコンフリクトに陥ります。
言霊を恐れるがあまり、自分自身を追いつめてしまった状況です。

言霊を恐れすぎず、嫌なことがあったら大声で罵るくらいの力を持っているほうが生きていくのには大事なことです。

言葉の魔力におびえすぎると、むしろ呪いが強くかかってしまいます。

他愛のない「あの子おかしいよね」という言葉をその通りに受け取ってひどく苦しむ事は、つまり言葉の呪いを自分でかぶりにいっているという事になります。

今の時代は情報が多く、その多くは言葉でやり取りされています。そのような現代では、むしろ言霊を恐れすぎない力のほうがよほど重要です。

いい言葉がそのままいい感情に結びついているとは限りません。
「ふざけるな!」と罵っているほうがやる気やエネルギーが溢れてキラキラする人もいます。闘争心を持って挑戦し続けるようなガッツというのは代えがたい素晴らしい資質なのに、それを言葉が悪いからと封じ込めてしまうというのは、才能を潰すことにほかなりません。

ひととのやり取りの中では、間違いのない心地のよいコミュニケーションの為によい言葉を用いるのはよい手法ですが、あくまで手法のひとつでしかないのです。口の悪い言い方のほうが仲良くなれることだってあるのですから。

言葉を軽んじてはいけません。無闇に言霊だとかいって表層だけを信じるような事は、言葉を軽んじているともいえるのです。恐れず、嘘のない心のほうが何よりも大切なことです。

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さて、現在新型ウイルス関連でいろいろな情報が交錯しております。
このヘカテーの全文無料更新も一度停止して、次回からは一部公開となる予定です。

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