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2023/2/20 すべてを今に溶かし込む魚座の新月

2/20(月)16:06に魚座で新月となります。
ムーンプランナー秋冬版最後のターンの新月です。

この新月と、次の満月で秋冬版のムーンプランナーが終わり、春分の次の日に新しい新月がきて、春夏版が始まります。
今年の3月の切り替わりは、とても大きな星の動きも重なり、時代の転換点とさえ言えそうなタイミングです。

とはいえ!
3月が大事だよと言われると、今をおろそかにしがちなのが人間です。
まずは今日の、今の日々を大切に思う事は、時代の転換点と同じくらい大切なことだと思います。

大きな切り替わりを前に、じっくりとここまで持ってきたものを全部大きな鍋に煮溶かしてゆっくりとその中から新しいものが生まれる豊かな時間が、魚座の担当です。

魚座は12星座の最後、すべてを溶かしてひとつのカオスに戻すという役割を担っています。
溶かすことで、もう一度生まれ変わる準備ともなりますし、本当の終わりにもなります。肉体の痛みではなく、魂の痛みのようなものまで修復するとも言われ、死という生きている限り体験できないのに必ずそうなると運命づけられているものについて管轄しています。

どれもこれもテーマが大きいので、なんとなく表面的には「みんな仲良く境界線のない潤いに満ちた世界」みたいなとらえ方になることも多いです。
そんな魚座ですが、12星座のしんがりでもあり、ある種のラスボスです。
最後の戦いを終えた後に出てくる、本当の終わり。

表層的には、魚座は潤いにとても関係が深いです。魚という名のごとし。

新月前に #ムーンプランナー美容部 ということで、毎日の満ち欠けを美容の面で見てみたら?という視点でおしゃべりした動画をインスタにUPしています。こちらでも、潤いについてはとても大きなトピックスです。

特に、新月には「電気を消して暗闇風呂で新月を体感しよう」という話も出てきます。
光を消すことで闇を体感するのと同時に、魚座の新月においては「あたたかい水に包まれる」経験でもあります。

生まれる前の、母体の中で羊水に包まれていた頃のようなイメージ。
もうすっかり忘れてしまっていますが、なんとなく言葉や記憶にならない部分で少しだけ体の中に残っている部分が誰にもあります。
そんな「生まれる前」の体感をほんのり感じ取ることにもつながるのではないかなと思います。

暗くて、見えなくて、どこかあたたかく、死んでいく。
それが魚座の担当なのですが、言葉にすると何か怖いけれど、言葉を手放してイメージしていくとそれほど怖くないのです。
「暗くて、少し暖かくて……水の中なのか、少し濡れているような感じ……」
「何かがたくさんあるけど、ぶつかったり、殴られたり刺されたりするような硬いものや鋭いものはひとつもない、すべて柔らかくなめらか」

この感覚、気持ちよくお風呂に入っている時や、使い心地の良い化粧水を肌につけていく時の感覚に似ています。

そこには今日の疲れや、最近の不摂生を感じることもあるし、「こんな化粧水つけたくらいじゃどうにもならないよ」というあきらめもあるし、「これさえやっておけばきっと!」という絶望感の裏返しのすがるような気持ちも出てくることもあります。
生きていると、どうしてもどうにもならないことがあります。
どうしてあの人は別の人と結婚したのか、私はどうしてあの会社を受けなかったのか、2年前にこれを知っていれば……etc
そういう如何いかんともならないことを、受け入れていく。
そういう力が生きていく時には絶対に必要になります。

強く反抗する力も必要だし、反抗心を持ちつつも不本意ながら受け入れる度量も必要なのです。
生きるのは大変です。

でも、12星座の最後に、人間の世界におけるわかりやすい事象としては死という形で、「なんでもかんでもちゃんと戻る場所があるから」となるのが魚座。
いい悪いの判断も、優れている・愚かであるという判断もありません。
いけてる・いけてないもないです。
そういう場所がある。

この先、いろいろあると思います。
とりあえず、今いろいろ取り組んでいる方や、なにか我慢している方は3月いっぱいで大体大きく変わる可能性があると思ってもらっていいのかなと思います。
でもそこまで、適当でよいということでもありません。かといって、過剰に気を張るという事でもないです。
「少し力を抜いて、すべてをひとつにまとめていく」
この新月のコツは、こんな感じです。

まず、理詰めをやめましょう。(でも感情的に暴れるわけではないです)

「わかるけど仕方ないよね」という事も、それが悲しいなら大いに悲しんであげてください。「仕方ないけど、こんな悲しい事はないよ、とても悲しいよ」と、ぽろぽろ涙を流していいのです。
結果が変わらないんだから泣いたって仕方ないって、大人な部分の自分は思っても、悲しいと思ったらもう泣いちゃう。泣いたって、別に仕事をクビになるわけでも逮捕されるわけでもないんです。(職場で泣いたらよくないかもしれないから、安全なところで泣こうね!)
逆にうれしかったら「やったー!」。これも嫌な奴が撤退していったのを目の前で小躍りしたらめっちゃ恨まれますから、おうちに帰ってパーティー決定です。

お友達に遠慮して「そっちの方がかわいいー」と言っていたのも、私がかわいいと思うものを優先しましょう。
また、自分があの人に寄り添いたいと思う事があれば遠慮なく寄り添ってあげてください。ここに矛盾はないのです。自分の心にまっすぐになれば、正解はすぐに見えてくるはずです。

あるいは矛盾があっても、両方を抱き込んでいく事。
これも理屈ではできない事です。
しかし、人間はそこを抱き込む力も持っています。
矛盾だらけであいまいになんでも持って行くのはあまり褒められたものではありませんが、そういう「褒められたものではないが必要な力」を担当するのが魚座です。

嘘をつけ、なあなあでいけ、ということではありませんが、それに近い感覚でないと乗り越えられない部分をちゃんと乗り越えていく事。
大きな転換点を前にしている今、そんなことがとても大切になってきています。

「よくわかんないよ」という時は、「よくわからんなー」でいきましょう。
その感覚を大切にしっかりと持って。
ついでに、キーワードとしては「やさしく」です。
わからなくても、優しさを優先すること。
痴漢を見逃すのが優しさではなく、つかまえたり迷惑行為を排除して「つらかったね、大丈夫だった?怖かった?怖かったよねぇ」と一緒に泣いてしまうような、本当に必要な優しさです。
弱さと優しさはしばしば混同されがちですがあきらかに違うものです。
今は、優しさを優先していきたい時期なのです。


さて、ではフライングですが3月には何が起きるのか。
ムーンプランナー春夏版からはどんな感じなるのかという話ですが。

まず、2年半に一度移動する土星の移動があります。
さらに、移動に12~38年かかる冥王星が、移動します。そして去年の8月終わり頃からずっととどまっていた火星もついに動きます。
これが3月のうちに全部起きるのです。

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