第9回ネット小説大賞受賞作『絶望オムライス』予約注文開始
第9回ネット小説大賞を受賞した『絶望オムライス』が、2023年5月31日に刊行となります。
受賞作を第一部とし、残り四部を書き下ろしました。
【目次】
第一部:絶望オムライス
第二部:アノ街ーノ天国
第三部:女優の演技メシ
第四部:自立プリン
第五部:「小料理 絶」の希望
装丁はアルビレオの西村真紀子さん、装画はマメイケダさんに担当していただきました。
マメイケダさんに描いていただいたオムライスのイラストは、問答無用で美味しそう。湯気や匂いまで伝わってきそうなリアルさです。
味のある題字もマメイケダさんに書いていただきました。
Amazonで予約注文も開始されております。
絶望オムライス
著者:神原月人
価格:1,600円+税
版型:四六判・並製
頁数:208ページ
発売:2023年5月31日
ISBN:978-4-910946-01-6 C0093
第9回ネット小説大賞受賞作、待望の書籍化。
――ぼくは洋食屋に置き去りにされた子供だ。
洋食屋に置き去りにされた過去を持つ西山匠海は、五歳になったかならぬかで母の手を離れ、児童養護施設で育った。父親は「殴る男」で、食事のときに音をたてると殴られた。食事の時間が怖くて仕方のなかった匠海だが、最後に母と食べた洋食屋のオムライスだけは色褪せぬ美しい記憶となる。
十八歳となり、施設を出た匠海は思い出の洋食屋を探し回る。自身の記憶と合致する店に行きつくが、そこは思い出の洋食屋ではなく、「小料理 絶」となっていた……。
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